アコムで借りたお金の返済方法は「インターネット」と「ATM」、「店頭窓口」、「口座振り込み」、そして「口座振り替え(自動引き落とし)」の5種類。返済日は「毎月の返済日を指定する方法」と「35日ごとに返済する方法」の2通りから選べます。
返済は基本的に毎月行うもの。返済日を忘れず、手数料や手間がかからない方法で支払したいですよね。
この記事ではアコムを利用する人向けに、返済方法と返済日の種類や選び方、返済額を抑える方法について説明します。計画的に返済して、カードローンを賢く使いましょう。
アコムの返済方法を手数料・手間・利用時間で比較!
アコムの返済方法は次の4つ。カードローンのなかには「ATMからしか返済できない」など、返済方法が少ないものもあります。アコムは返済方法が多く、自分に合った方法で支払いできるのがメリットです。
方法 | 特徴 |
---|---|
インターネット | ・インターネットバンキングで返済(※1) |
ATM | ・アコムのATMで返済 ・コンビニなどの提携ATMで返済(※2) |
店頭窓口 | ・アコムの店頭で返済 ・返済についての相談も可 |
口座振込 | ・指定口座に振込 ・金融機関窓口、インターネット、ATMを利用 |
口座振替 | ・登録した金融機関から自動引き落とし ・毎月6日に引き落とし |
※2:八十二銀行ATMでは返済不可(借入は可)
インターネットでの返済は、利用可能な金融機関(銀行・信用組合・信用金庫)が限られています。
利用対象となる金融機関は、公式ホームページで確認可能です。
ところで、どの返済方法が一番便利でお得なのでしょうか。次の項目から比較してみましょう。
1、手数料のかからない返済方法を選ぶ
2、手間のかからない返済方法を選ぶ
3、利用可能な時間帯で返済方法を選ぶ
1、手数料のかからない返済方法を選ぶ
まずはアコムの返済方法を、手数料で比較してみます。
返済方法 | 手数料 |
---|---|
インターネット | ・無料 |
ATM | ・アコムATMは無料 ・提携ATMは有料 |
店頭窓口 | ・無料 |
口座振込 | ・振込手数料あり |
口座振替 | ・無料 |
口座振り込みで発生するのは、銀行へ支払う手数料です。またアコム以外の提携ATMを利用した場合、手数料は次のように発生します。
返済金額 | 手数料 |
---|---|
1万円以下 | 108円 |
1万円超 | 216円 |
ATMで返済したい人は、契約前にアコムATMの設置場所を確認しておきましょう。公式ホームページで検索できますよ。
2、手間のかからない返済方法を選ぶ
アコムの返済方法で一番手間がかからないのは、「口座振り替え」です。
返済用口座に支払うべき返済額を確保しておけば、自動的に引き落としされます。その他の返済方法は、入金や返済手続きが必要。毎月続くと面倒に感じる場合もあります。
また口座振り替えなら「返済日を忘れてて、期日を過ぎてしまった!」ということになる危険性も低いです。
3、利用可能な時間帯で返済方法を選ぶ
最後にそれぞれの返済方法を、利用可能な時間帯で比べてみましょう。口座振替は自動的に行われるので、ここではインターネットとATM、店頭窓口、口座振り込みを比較します。
返済方法 | 利用可能な時間帯 |
---|---|
インターネット | ・24時間可能 |
ATM※ | <アコムATM> ・24時間可能 <提携ATM> ・金融機関による |
店頭窓口 | ・8:00~22:00 |
口座振込 | ・金融機関による |
※セブン銀行ATMは23:50~0:10のみ利用不可
※イオン銀行ATMは23:45~0:10のみ利用不可
24時間利用可能なのは、インターネットとアコムATMからの返済。提携ATMの利用時間帯は、金融機関により異なります。
インターネットならATMに立ち寄る必要もないので、いつでもどこでも返済可能です。
しかし他の返済方法にも、それぞれメリットがあります。自分に合った返済方法を選んでください。
詳しくは「アコムの金利サービスに注目!審査も早くオススメ」で、アコムの基本情報や特徴について解説してるわよ。
アコムの返済日は選択肢が幅広い!2つの指定方法を紹介
契約内容によっては、アコムの返済日を指定することも可能です。
- 毎月1回払い
- 35日ごと返済
カードローンで借りたお金を確実に返済するためには、返済スケジュールも重要。それぞれの特徴やメリット・デメリットから、自分に合った返済日を指定しましょう。
毎月の返済日を自分で決める「毎月1回払い」
毎月の返済日を自分で決める方法の、メリット・デメリットは次のとおりです。
メリット | ・返済日が分かりやすい ・給料日に合わせて選べる |
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デメリット | ・15日以上前の返済は追加返済扱いになる |
返済日は、給料日の1~3日後に指定するのがオススメ。
お給料が入った直後なら、返済に充てるお金を確保しやすいですよね。すぐに返済すれば、残りの金額が分かりやすいためお金の管理もラクになります。
しかし返済期日の15日以上前に支払いをした場合は、追加返済※として扱われるので注意しましょう。
毎月の約定返済日に加えて、任意の金額を返済することです。
支払いが早すぎて予定外の追加返済になると、次の約定返済が厳しくなる恐れがあります。
35日ごとに返済する
「35日ごと返済」では、次のように返済日が指定されます。
- 返済期日は、前回の返済日の翌日から数えて35日目
- 初回借入の場合は、借入日の翌日から35日後が返済期日
つまり初回以外は、自分が返済した日によって次の返済期日が決まるということです。
「35日ごと返済」には、次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | ・自分の都合に合わせて返済できる ・無利息期間を利用できる場合がある |
---|---|
デメリット | ・スケジュール管理が面倒 |
毎月の約定返済日を決める場合、期日の15日前だと追加返済扱いになるのがデメリットでしたね。「35日ごと返済」ならこのような期間の制限がないため、自分の都合に合わせて返済可能です。
デメリットは、スケジュール管理が面倒なこと。「◯日に返済」とハッキリ決まっていないため、返済するたびに次回の返済期日を確認しなければなりません。
そしてアコムの利用が初めてなら、「35日ごと返済」に返済期日を指定すると30日間の無利息サービスを受けられるんです。
これについては後ほど解説します。
アコムの場合、毎月の約定返済日を決めておくか、35日ごとに返済するかで、毎月の返済額が異なるんです。次の項目で、返済額について詳しく見ていきましょう。
アコムの約定返済額は返済日の決め方で変わる
アコムでは毎月の返済額が、返済日の指定方法により異なります。ここでは次の場合を想定して、返済額を比較してみましょう。
- 金利(借入利率)18.0%
- 返済期間1年以内
- 「35日ごと」は返済回数10回
借入金額 | 毎月1回払い | 35日ごと |
---|---|---|
10万円 | 10,000円(11回) | 11,000円 |
20万円 | 19,000円(12回) | 22,000円 |
30万円 | 28,000円(12回) | 33,000円 |
40万円 | 37,000円(12回) | 44,000円 |
50万円 | 46,000円(12回) | 55,000円 |
当然のことですが「35日ごと返済」は返済日から次回の期日までの間隔が長いため、毎回の返済額が多いです。希望額に対する毎月の返済額と、自分の収入を照らし合わせ、無理なく返済できる方を選ぶのも一つの手ですね。
返済総額は借り入れ金額などの利用状況によって、どちらが安いかが違ってきます。
借入金額 | 毎月1回払い | 35日ごと |
---|---|---|
10万円 | 109,018円 | 109,710円 |
20万円 | 219,040円 | 219,425円 |
30万円 | 329,074円 | 329,141円 |
40万円 | 439,109円 | 438,856円 |
50万円 | 549,146円 | 548,569円 |
10万円~30万円の借り入れでは「毎月1回払い」のほうが、40万円・50万円の場合は「35日ごと返済」のほうが、返済総額が安いです。
金利や借り入れ金額、返済期間、返済回数ごとの返済額は、アコムの公式ホームページで確認してみてください。
アコムの返済総額を減らす3つのコツ!
カードローンでは借りたお金(元金)だけでなく、それに利息が付いた金額を返済しなければなりません。でも返済の仕方によって、支払う金額を抑えることは可能です。
最後に、アコムの返済でお金を節約する方法を紹介します。
1、返済日に注意する
2、追加返済・一括返済をする
3、無利息期間内に返済する
1、アコムは返済日の指定方法が返済額に影響する!
先ほども説明しましたが、返済期日の指定を「毎月1回払い」にするか「35日ごと返済」にするかで返済額に差が出ます。
特に注意したいのは返済総額。約定返済額が少ないと負担が少ないように思えますが、その分返済期間が延び、毎月かかる利息が大きくなってしまいます。つまり、結局は損をしていることになるんです。
公式ホームページで返済額の一覧を見ることができるので、申し込み前に確認してくださいね。
2、追加返済・一括返済をする
余裕があるときは毎月の約定返済だけでなく、追加返済や一括返済をしましょう。
追加返済をして返済期間が短くなれば、毎月の返済額にかかる利息が減るため返済総額を抑えられます。
また全額を一回で返済できそうなら、一括返済も検討してみてください。
アコムの一括返済はATMや窓口、口座振り込みでできます。ATMの場合は1,000円単位での返済です。残った端数は無利息残高※として扱われます。
支払い期限が設定されない残高のこと。利息や手数料もかかりません。無利息残高の支払いは店頭窓口・銀行振り込みで行えます。
3、無利息期間内に返済する
次の条件すべてに該当する人は、アコムの「30日間金利0円サービス」を利用できます。
- アコムを初めて利用する
- 返済期日が「35日ごと」
適用期間は、契約日の翌日から30日間です。契約してから借り入れまでの期間が長いと、このサービスは役に立ちません。
契約後は早めに借り入れをし、無利息期間内に返済して利息をカットしましょう。
アコムなら返済計画が立てやすい!
利便性も大切ですが、手数料や返済総額で損をしないよう注意してください。
さらに追加返済や一括返済をしたり、「30日間金利0円サービス」をうまく使うことで、返済総額を減らすことも可能です。
完済が早まれば精神的にも負担が小さいですし、いざという時のために限度枠を残しておけます。この記事で紹介した返済のコツを、ぜひ活用してみてください。