カードローンの審査の流れ・審査基準【これから申し込む人必見!】

カードローンを契約するためには、必ず審査があります。審査に落ちてしまうのは、どんな人だと思いますか。

返済を延滞した経験がある人や、借金を返済できなくて債務整理をしたことがある人、転職を繰り返して収入が安定しないアルバイトの人などが思い浮かびますよね。

でも、これまでクレジットカードやカードローンを延滞したことがなく、安定的に収入を得ている会社員でも、審査に落ちることがあるんです。

携帯電話の端末代を分割払いしていて支払いを忘れた人や、奨学金の返済が滞っていた人は、審査に通らない可能性があります。あなたも油断していると、思わぬ理由で審査に落ちてしまうかもしれませんよ。

カードローンの審査の流れから、審査に落ちやすい人・通る人の特徴やカードローンの審査通過率について、また万が一落ちてしまった時の対応までお伝えしますので、準備を万全にしてから申し込みをしましょう。

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この記事の目次

カードローン審査の流れ・必要書類と審査にかかる時間

まずはカードローンの審査が、どのように進むか知っておきましょう。WEBで申し込みをすることを前提にして解説しますね。

カードローンの審査は、まず申し込み者が入力した申し込み内容をコンピュータで機械的に審査する「仮審査」からはじまります。仮審査に通ったら、担当者が申し込み内容や本人確認書類などをチェックし、勤務先に電話をして勤務状況を確認する本審査に入る流れです。

仮審査と本審査の違いや、一連の審査にどれくらい時間がかかるのかを説明します。

カードローン審査は仮審査から!まずは申込条件を満たしているか

仮審査ではコンピュータが申し込み内容を判断し、申し込み条件に合わない人を落とします。申し込み時の入力項目はどんな会社でも大きく変わらず、このようになっています。

主な入力項目
申込者本人について・氏名
・生年月日
・性別
・電話番号
・固定電話の有無
・メールアドレス
・運転免許証の有無
住居・家族について・自宅住所
・持ち家か賃貸か
・子どもの有無
勤務先について・勤務先名
・勤務先住所
・勤務先電話番号
・勤務先の規模
・入社時期
・雇用形態
・年収
その他・保険証の種類
・他社での借入金額
・希望借入額

次に各カードローンの基本的な申し込み条件を見てみましょう。

基本的な申込条件
会社申込条件
SMBCモビット・20歳以上74歳以下 ※収入が年金のみは申し込み不可
・安定した定期収入がある
プロミス・年齢18~74歳
・本人に安定した収入がある
レイク・満20歳以上70歳以下
・安定した収入がある
アイフル・満20歳以上69歳以下
・安定した収入がある
アコム・お申し込み時に20歳以上
・安定した収入と返済能力を有する
・当社基準を満たす
オリックス銀行・満20歳以上69歳未満
・原則として毎月安定した収入がある
みずほ銀行・満20歳以上66歳未満
・安定した収入が見込める
三井住友銀行・20歳以上69歳以下
・原則として安定した収入がある

これらの条件を満たしていなかった場合は、仮審査の段階で落ちてしまいます。また消費者金融カードローンは基本的に、申し込み者本人に収入がないと融資できません。

しかし自分に収入のない専業主婦でも、配偶者に安定・継続した収入があれば利用できるカードローンもあります。

また総量規制対象外の銀行カードローンや、配偶者貸付制度を利用できるカードローンなら利用できる可能性があるのでチェックしてみましょう。

詳しくは「専業主婦カードローン」を読んでみてくださいね。

本審査は申込内容・必要書類・信用情報をもとに行われる

仮審査に通ったら、担当者が行う本審査に入ります。本審査は申し込み内容に加え、本人確認書類や収入証明書類、信用情報機関※から取り寄せる信用情報をもとに行われます。

信用情報機関とは

クレジットカードやローン利用者の申し込み、契約内容、延滞などの情報(信用情報)を集めている機関。

日本には全国銀行個人信用情報センター(KSC)、シーアイシー(CIC)、日本信用情報機構(JICC)という3つの信用情報機関があり、それぞれの信用情報機関に加盟している業者からの照会に応じて、信用情報を提供しています。

本人確認書類や収入証明書類として使えるのはこのような書類です。

主な必要書類
本人確認書類・運転免許証
・健康保険証
・パスポート
・在留カード
・特別永住者証明書
・外国人登録証明書
収入証明書類・源泉徴収票
・所得証明書
・税額通知書
・確定申告書
・給与明細書

属性審査や信用情報の確認については、後ほど詳しく解説します。

カードローンに申し込むと在籍確認の電話がかかってくる

カードローン契約前には審査のほかに、職場への在籍確認の電話が行われます。

在籍確認の電話とは、勤務先として記入した会社で、本当に働いているかを確認(勤務状況の確認)するために、カードローン会社から職場にかかってくる電話のことです。

ほとんどの消費者金融と銀行カードローンが、審査段階でこの在籍確認の電話を実施しています。

担当者は個人名で電話をかけてきて、会社名を名乗ることはありません。職場の人にバレる可能性はとても低いので安心してください。

在籍確認の流れは「ばれないカードローン」で確認できます。

どうしても電話を避けたい場合は、書面(会社名が記載されている保険証や給与明細書)で勤務状況を確認してくれるSMBCモビットか、在籍確認について電話で個別に相談してくれるプロミスを選びましょう。

それぞれのメリット・デメリットや申し込み方法は次の記事で詳しく紹介しているので、検討してみてください。

審査時間は最短30分!銀行カードローンでは最短翌日なので注意

本審査に通れば、審査結果の連絡がメールや電話があり、晴れてカードローンを契約して借り入れができます。

審査の段階で、借り入れ限度額(いくらまで借りられるか)や金利も決まります。

申し込みから利用開始までにかかる時間はカードローン会社によって違いますが、消費者金融は審査が早いところが多く、最短30分で審査結果が出てそのまま即日融資が可能な業者もあるくらいです。

銀行カードローンで即日融資をしてもらいたい場合は、銀行が営業している15時までに振込をしてもらわないといけません。

各カードローンの最短審査時間は次のとおりです。申し込みをした時間・曜日、混雑状況などによっては、審査結果の回答が翌日以降になるので注意してください。

カードローンの最短審査時間
会社審査時間(最短)
SMBCモビット最短10秒で簡易審査結果を表示。本審査は最短30分回答
プロミス最短15秒回答
レイク お申込み後、最短15秒で審査結果を表示※
アイフル最短18分
※申込の状況によってはご希望にそえない場合もあります
アコム20分
オリックス銀行カードローン翌日
みずほ銀行カードローン翌日
三井住友銀行翌日
※インターネット・アプリで申し込んだ場合

融資を急いでほしい場合、また審査結果を早く知りたい場合は、事前に電話で確認しましょう。

銀行カードローンでも即日審査してくれるなんて知らなかったです!審査が早くて金利が安いなら、やっぱり銀行カードローンのほうがいいんでしょうか?
即日審査はあくまで「最短」の場合です。例えばオリックス銀行カードローンの場合、最短なら翌日だけど、平均的には審査には2~3日かかります。

申込前にまずはお試し審査!審査通過できるか探ろう

申し込み前には、審査に受かりそうかの目安を知りたいですよね。正式に申し込まないと確実な結果はわかりませんが、申し込みとは別に設けられている「お試し審査」を使えば、目安を知ることが可能です。

お試し審査は、「借り入れ診断」などの名前で、多くの消費者金融のWEBサイトで用意されています。年齢・収入や借り入れ希望額などを入力することで、借り入れ可能かどうか判断できるんです。

「そんな面倒なことはしないで、はじめから申し込んじゃだめなの?」と思う人かもしれませんが、お試し審査には次のようなメリットがあります。

お試し審査のメリット
  • 信用情報に登録されない
  • 時間がかからず簡単に行える
  • 必要な書類がない

カードローンの申し込み内容は、信用情報に記録されます。そのため審査に通るかどうか確認せず申し込み審査落ちしてしまうと、その後他のカードローン会社に申し込んだときにその情報を見られ、そこでの審査にも不利になってしまうんです。

さらに短期間で何社もの申し込みをすると「相当お金に困っていて、焦っている」と判断されるので、むやみに申し込むのは良くありません。

短期間で何社も申し込むデメリットについては、後ほど説明します。

お試し審査なら名前や住所は入力不要ですし、提出する書類もありません。まずはこれから試してみましょう。

ただし、お試し審査で出た結果はあくまで目安です。「ご融資可能と思われます」と表示されても、収入以外の要素が原因で、本審査に落ちることはあることは理解しておいてください。
お試し審査で分かるのは、あくまでカードローンを利用できるかどうかの「目安」なんですね。カードローンによってはお試し審査の入力項目が少ないから、本審査に通るか心配だなあ・・・。
確実な審査結果は、残念だけど本審査に申し込んでみないと分からないものです。でも基本的な審査基準を知っておけば、審査落ちを防げる可能性もありますよ。次の項目から確認していきましょう!

属性審査で審査通過に有利な条件・不利な条件とは

審査に通るためには、まず「どこをチェックされているのか」を知っておかないといけません。また審査では「融資可能かどうか」だけでなく、融資の限度額や金利も決まります。

あなたの信用度が高く評価されるほど、よい条件で融資を受けることが可能です。「融資は受けられるはず」と自信がある人も、より良い条件で融資してもらうために、チェック項目を知っておきましょう。

本審査ではまず「属性審査」があります。家が持ち家・賃貸のどちらであるかや、利用者の雇用形態、勤務先や保険証の種類や、職場の規模、勤務年数、保険証の種類、居住年数、家族の有無などがチェックされます。

どういった属性が評価されやすいのか、どんな属性が評価されにくいのか確認しましょう。

1、安定収入と長期勤務が有利
2、持ち家・長い居住年数が有利
3、可処分所得の多い家族構成が有利
4、業者によって重視するポイントが違う

属性審査のポイント1:安定収入と長期勤務が有利

カードローンに限らず、お金を借りるときに一番大事なのは、なんといっても「将来にわたって安定した収入を得る見込があるかどうか(返済能力があるか)」です。

先ほど見た各業者でも、「安定した収入があること」は必ず申し込み条件に書かれていましたよね。

そうなると、給料が高い大企業の正社員や、お堅いイメージがある公務員が有利なのだろうというのは容易に想像がつきます。派遣社員であったりパート・アルバイトの人は、評価が低くなりやすいです。

しかし、アルバイトだったらそれだけでダメなのかというと、そうではありません。

ここで重要になってくるのは勤務年数で、長年同じ職場で働いていれば、カードローン会社の担当者も、「今後も安定して勤務できそう(収入が得られそう)だな」と判断してくれます。

一方同じアルバイトでも、転職を繰り返して職を転々をしているような場合には、審査が厳しくなります。

  • 正社員や公務員が有利
  • 勤続年数が長いほうが有利

なので、例えば看護師のような安定した職業でも、看護師転職してしまった直後では不安要素になり得ます。

属性審査のポイント2:賃貸より持ち家、居住年数は長いほうが有利

住居の形態(持ち家か賃貸か)も重要な要素です。

持ち家の場合は、家を買えるだけの経済力があるとわかりますし、返済が滞った時でも家を売れば返済できるはずだと判断されます。

カードローン会社が避けたいのは、貸したお金が返ってこない「貸し倒れ」ですから、そのリスクが低い人ほど高評価になります。

住居に関しては、居住年数も重要です。短期間のあいだに転居を繰り返す人は、連絡がとれなくなってしまう可能性があります。カードローン会社としては、そんな人にお金を貸すのは避けたいですよね。

昔は、自宅に固定電話があるかを重要なチェック項目にしている会社もあったようですが、最近では携帯電話しか持たない人も増えましたので、固定電話がなくてもそれほど気にする必要はないでしょう。

  • 持ち家が有利
  • 居住年数が長いほうが有利

属性審査のポイント3:可処分所得が多く連絡がとれる家族構成が有利

家族構成も審査結果に影響する場合があります。基本的に可処分所得※が多い家族構成が有利になりやすいです。

可処分所得とは

実収入から非消費支出(税金や社会保険料など、支払い義務のあるもの)を差し引いた手取り収入。自分で使い道を決めて使えるお金のことを指します。

また親と同居していたり、配偶者・子どもなど同居人がいる場合は、債務者(利用者)本人と連絡不能になりにくいため比較的有利です。

では具体的に、どのような家族構成が審査でどう見られるのか見てみましょう。

家族構成が審査に与える影響
  • 独身だと自由に使えるお金(可処分所得)が多いと見なされ有利になりやすい。
  • 夫婦なら共働きのほうが合算収入が多いため、可処分所得が多いと判断されやすい。
  • 親と同居の場合は、一人暮らしより生活費がかからず可処分所得が多いと評価されやすい。
  • 養育費が必要な子どもが手を離れている場合は、審査で有利な場合がある。

しかし金融機関によっては、高めの年齢層で独身だと不利な場合もあります。必ずしも「この家族構成であれば有利」というわけではないことも覚えておいてくださいね。

属性審査のポイント4:重視するポイントが業者によって違う

勤続年数や居住年数、あるいは年収の額は、どれくらいあれば合格ラインなのでしょうか。反対に、どれくらいで審査に通らなくなるのかも気になりますね。

勤務年数や居住年数が長いほどいい、バイトよりも正社員のほうがいいという傾向はありますが、それぞれの項目をどれくらい重視するかは会社によって違います。

そして、その審査基準は絶対に公表されません。

基準を発表してしまうと、その部分をごまかす人が現れる可能性もあるので、公正な審査のために公表されないんですね。同じ理由で、審査に落ちた原因についても、絶対に教えてもらえません。

もしカードローンの審査が通らなかったら、これらの基準を見直したうえで別のカードローンに申し込むのも1つの手。基準が違うということは、ある会社で審査に通らなくても、他の会社では審査に通る可能性があるということです。

しかし、あまりに不利な条件が揃っていれば、新たに申し込んでも審査に通る可能性はかなり低いです。信用情報にその記録が登録されていくだけなので、むやみに申し込むのはオススメしません。

やっぱり審査では雇用形態も見られるんですね。パート・アルバイトや派遣社員の場合、カードローンの審査で気を付けたほうがいいことってありますか?
主にパート・アルバイトは収入と借入額のバランスや勤続年数、派遣社員は「派遣会社が在籍確認の電話に応じてくれるかどうか」などに気を付けるといいですね。

派遣社員カードローン審査のポイントについては「派遣社員カードローン」を読んで確認してみてください。

信用情報の傷は要注意!不安なら開示請求して確認

正社員で居住年数も長いなど、属性には何の問題もないのに審査に落ちてしまったら、「信用情報に問題があるのでは」と疑いましょう。

信用情報で審査落ちしているなら、会社を変えて申し込みをしても審査に通る可能性はとても低いです。

身近な携帯電話や学生時代の奨学金が原因で、信用情報に傷がついてしまう人も増えているので、要注意ですよ。審査の際に知っておきたい、信用情報のポイントを説明します。

1、延滞など事故情報が残っていたら即アウト
2、携帯電話本体の分割払いに注意
3、奨学金の返済延滞も登録される
4、他業者での契約・借入状況も筒抜け
5、一度に複数申し込むのはNG
6、事故情報の登録期間は上限あり
7、信用情報が白紙でも審査落ちの可能性あり
8、不安なら情報開示請求

信用情報のポイント1:延滞など事故情報が残っていたら即アウト

信用情報とは、信用情報機関に登録されている、クレジットカードやローンの申し込み状況や支払い情報のことです。

主な信用情報の種類
  • 本人の氏名や住所などの基本情報
  • 新規申込時に登録される申込情報
  • 契約内容や支払状況に関する情報
  • 延滞、代位弁済、債務整理などの事故情報(異動情報)

日本にはKSC、CIC、JICCの3つの信用情報機関があり、銀行や消費者金融や信販会社などの金融会社は、どれかに必ず加盟しています。

カードローンの申し込みがあった時には、業者は信用情報を照会して、それをもとに審査を行います。

ここで、過去に延滞をしたとか、借金が返済できなくて自己破産や任意整理などの債務整理をしたという「事故情報」が出てきたら、いくら属性が良くても、大手消費者金融や銀行カードローンでは審査には通らず借り入れできません。

業者側が「また延滞するのでは」と考えるからです。

信用情報のポイント2:携帯電話本体の分割払いに注意

「今までカードローンでもクレジットカードでも延滞したことはないから、事故情報が登録されていることなんてないだろう」と安心するのはまだ早いですよ。

カードローンやクレジットカードの延滞ではなくて、携帯電話の本体代の返済延滞で信用情報機関に登録されてしまう人も多いんです。

スマホは本体代金が高いので、分割払いにする人も結構いるのではないでしょうか。

毎月の利用料金と一緒に払っているため普段は意識しませんが、本体代金はローンを組んで分割払いで買ったことになります。そのため、1度でも延滞すると、ローンの延滞として信用情報機関に事故情報が載ってしまいます。

あなたも、身に覚えがありませんか。

信用情報のポイント3:奨学金の返済延滞も登録される

学生時代に奨学金を借りていた人も、記憶を遡ってみてください。奨学金の返済が遅れてしまったことはないですか?

日本学生支援機構は、返済開始後6ヶ月目以降で、3ヶ月以上延滞した場合は、信用情報機関である全国銀行個人信用情報センターに延滞の情報を登録します。

現在奨学金の返済をしている人も、今後、絶対に延滞しないように気をつけましょう。

信用情報のポイント4:他業者での契約・借入の状況もすべて筒抜け

信用情報機関の情報を使えば、他社での契約状況も確認ができます。業者によって基準は違いますが、4件以上から借り入れをしていると審査に落ちる可能性が高いです。

借り入れ額も同様。特に消費者金融カードローンの場合は、全業者合わせて、その人の年収の3分の1までしかお金を貸すことができないという決まり(総量規制)があります。それを超えてしまう場合には即アウトです。

銀行カードローンは総量規制対象外のため、そのような決まりはありませんが、無尽蔵に貸してくれるというわけではありません。借り入れできるのは、多くても年収の半分くらいまでです。

借り入れ件数が多ければ、借金が膨らんで返せない可能性があるため審査落ちします。

「他社での借り入れはない」などと申し込み書に虚偽の内容を記載しても、信用情報を取り寄せられたら必ずバレてしまいますから、正直に記入してください。

信用情報のポイント5:一度に複数社申し込むのはNG

信用情報にはローンの申し込み情報も含まれます。お試し審査のところでも触れましたが、短期間に何社もカードローンの申し込みをすると「かなりお金に困っている」とみなされ、審査に悪影響が出ます。

運良く審査に通ったとしても、利用限度額が下がり、金利が高くなる可能性が高まります。

申し込み情報は半年で消えます。複数業者に申し込んで審査に落ちてしまった場合は、半年後にまずは1社から申し込みをやり直しましょう。

信用情報のポイント6:事故情報の登録期間は上限あり

申し込み件数が多いと審査に通りにくいですし、延滞などの事故情報があると審査には絶対に通りません。しかし、一生審査に通らないのかというとそうではありません。

申し込み情報や事故情報を登録する期間は、内容によって最長5年とか10年と期限が決まっています。

過去に延滞をしてしまった人、同時にたくさんの業者に申し込んで全部落ちてしまった人は、期限後に申し込めばカードローンの審査に通る可能性があります。

信用情報の登録期間
信用情報の種類CICJICCKSC
申し込み6ヶ月6ヶ月1年
延滞5年1年5年
代位弁済※5年5年5年
任意整理5年※5年
民事再生5年※5年10年
自己破産5年5年10年
※異動情報として登録
代位弁済とは

銀行カードローンの返済を長期間延滞した際、契約者本人の代わりに保証会社が銀行への返済をおこなうこと。代位弁済が行われると、契約者本人は銀行ではなく保証会社への返済が必要です。

基本的にはそれぞれの信用情報機関が個別に信用情報を管理して、加盟している金融機関に情報提供しています。そのため、「ひとつの業者で審査に落ちた場合、別の信用情報機関に加盟している業者で申し込めば、審査に通る可能性が高まる」とも言われます。

しかし実際には、複数の信用情報機関に登録している業者が多く、信用情報機関の重複を避けるのは難しいです。

さらに、延滞や債務整理などの事故情報は3つの信用情報機関で共有されています。事故情報が残っている期間は、加盟している信用情報機関が違う業者で申し込みをしても、審査には通りません。

信用情報のポイント7:信用情報が白紙の人も審査落ちするかも

事故情報が載っている人をブラックと呼び、金融事故の記載がない人をホワイトと呼びます。

さらに、これまでクレジットカードやローンを一度も持ったこと・使ったことがなく、全く信用情報が登録されていない人を「スーパーホワイト」と呼びます。現金主義で通してきた人などが該当者です。

クレジットカード利用などの信用情報履歴がないことを「クレジットヒストリー(クレヒス)がない」といい、クレヒスのないスーパーホワイトの人への融資については、ためらう金融機関もあると言われています。その理由は大きく2つあります。

スーパーホワイトが審査に不利になりやすい理由
  • 情報がないため、信用力を判断できない(信用していいかわからない)
  • 債務整理した後に事故情報の登録期間が終わった人も信用情報が全くない状態になるため、債務整理経験者ではないかと疑われる

特に30代以上でスーパーホワイトだと、「30代でクレジットカードを持たないのは珍しい。カードを持てない理由があるのでは」と思われてしまいます。

スーパーホワイトが必ず審査に落ちるというわけではありませんが、他に審査に落ちた原因が思い浮かばないなら、これらのことを試してみましょう。

  • クレジットカードを作り、クレヒスがある状態にする。
  • ローンの利用実績を作るため、携帯本体を分割払いで買う。
クレジットカードは、スーパーなどが発行している流通・小売系カードだと比較的作りやすいので検討してみてください。

また携帯本体を分割払いにする場合、延滞は審査落ちの原因になるため厳禁です。

信用情報のポイント8:情報開示請求してみよう

携帯電話の分割払いの延滞がなかったかどうか、奨学金の返済期日忘れがなかったかなど、昔のことなので記憶にないという人も多いでしょう。

「もしかしたら遅れたことがあったかも」と不安なら、自分の信用情報を取り寄せてみてください。

各信用情報機関のWEBサイトや郵送での取り寄せができます。CICなら、スマホで結果を見ることができますよ。

信用情報の開示方法と手数料
信用情報機関手続き方法手数料
CICPC、スマホ、携帯電話、郵送、窓口1,000円
(窓口は500円)
JICCスマホ、郵送、窓口1,000円
(窓口は500円)
KSC郵送1,000円

信用情報を確認したい人は「信用情報とは」の記事も合わせて読んでみてください。

情報開示請求の方法や開示画面の見方について詳しく解説していますよ。

延滞として登録されるのは、カードローンやクレジットカードの支払延滞だけじゃないんですね!意外だった・・・
ちなみに日本学生支援機構から借りた奨学金の返還が難しい場合、1回あたりの返済額を半分する減額返還や、返還期限の猶予、返還の減免も可能です。

詳しくは「奨学金が返せない」を読んでみるといいですよ。

希望限度額と利用目的も審査に影響する

属性審査や信用情報以外にも、審査に影響するポイントがあります。それは借り入れ限度額とカードローンの使用目的です。

借り入れ希望額を欲張り過ぎると審査に通りにくくなりますし、利用目的がギャンブルならほぼ通らないと思ってください。それでは詳しく見ていきましょう。

希望額は控えめに!総量規制の範囲内におさめる

カードローンを申し込むときには、借り入れ希望額を欲張り過ぎないようにしましょう。最初は、希望借り入れ額(利用限度額)を一番少ない額にしておくのが得策です。

例えば利用限度額が大きいカードローンでも、そのなかで必要最低限の限度額を選択してください。

あまり大きい額を希望すると「かなりお金に困っているな、貸して大丈夫かな」と警戒されてしまいます。年収に対して借り入れ額が小さいほうが、返済も順調にできそうだと判断してもらえます。

また、先ほども言ったように消費者金融では「年収の1/3までしか貸せない」という決まりがありますので、既にいくつかの消費者金融で借り入れがある場合には、希望額も合わせた借り入れ額の総額が年収の1/3以上にならないようにするのが大前提です。

使用目的「ギャンブル」は審査に悪影響!

カードローンの利用目的について、担当者から電話などで聞かれることがあります。

カードローンの利用目的は原則自由ですが、このときに「ギャンブルに使います」と答えてしまうと、審査は厳しくなります。ギャンブルのためにお金を借りる人から、しっかり返済される見込みは薄いのではないかと、素人でも想像がつきますよね。

またよくある理由である「生活費」も、状況によっては「生活に困ってカードローンを借りるなんて、ちゃんと返済できるか不安だな」と判断されることもあります。

カードローンの利用目的が、一時的な出費となる「レジャー」や「旅行」、「冠婚葬祭」などであれば、審査に悪影響を与える可能性は低いです。

カードローンを利用するなら、できればたくさん借りてリッチな気分を味わいたいけど、それはしないほうがいいでしょうか?
収入に対して大きすぎる借り入れ希望額で申し込みすると、審査に通らない可能性もあります。審査に通ったとしても、その通りの希望額にはならない場合も多いんですよ。借り入れ額は必要最低限の額にしてくださいね。

カードローン会社の審査通過率にも注目!

審査時にチェックされるポイントを知って、審査に通るか心配になってきた人もいるでしょう。そうなると、審査に通りやすいカードローンがあるのか気になりますね。

カードローンの属性審査でどの項目を重視するのか(スコアリングの方法)は会社によって違い、審査基準は公表されていません。

口コミサイトなどで「審査に通りやすい」と評価されているカードローンを検討している人もいると思いますが、確実な情報ではない場合もあります。鵜呑みにはできませんよね。

各社のカードローンの「審査の通りやすさ」を知りたいなら、審査通過率や成約率、新規貸付率という数字を参考にするという方法もあります。

これは各貸金業者が月次データなどで発表している数字で、新規申し込み者のうち、何人が審査を通過して成約したかを示しています。新規貸付率(審査通過率)が高いほど、審査に通った人の割合が多いということです。

ただし、あくまで目安であることは理解しておいてください。

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また、いくら審査が不安でも「審査の甘さ」を売りにする貸金業者には要注意です。貸し倒れしそうなリスクが高い人にも貸してくれる場合、審査は厳しく、金利は高くなるのが当然です。

「審査が激アマだけど低金利」とか、「審査がないから誰でも借りられる」などと誘ってくるのは、悪徳業者・ヤミ金である可能性が高いですから利用してはいけません。

確かに、審査が甘いからといって、違法な業者を利用するのはダメですね!ヤミ金とかってよく聞くけど、どうやって見分けたらいいんでしょうか?
電柱に携帯電話の番号を張って「即日対応」とか書いているのは、間違いなく違法業者。あとは、都道府県の登録番号があるか、金利を実質年率で表示しているかも確認しましょう。

カードローン審査の基礎知識と審査対策まとめ

審査の流れと、審査でチェックされる属性と信用情報、希望借り入れ額や利用目的についてお伝えしてきました。最後に、カードローンの審査に通るために注意すべき内容をまとめておきます。まずは審査に落ちてしまう人の特徴をまとめてみました。

カードローンの審査に落ちやすい人
  • 職を転々としていて収入が安定しない
  • 頻繁に引っ越しをしている
  • 信用情報機関に事故情報が登録されている(携帯端末代金延滞、奨学金返済延滞含む)
  • 同時に多数の業者にカードローンを申し込んでいる
  • 年収や他社での借入件数・額について嘘をついた
  • 希望額が大きすぎる
  • 利用目的がギャンブル

この反対を考えてみれば、審査に通りやすい人になるわけですね。

雇用形態や年収はなかなか変えられるものではありませんが、収入の多さよりも、安定的に収入を得ていることと、年収に見合った借り入れ額(年収から見て、十分返済できる借り入れ額)であることが大事です。

また、自分の努力や、時間をかけることで解決できる要素もあります。審査に通るためには、こんなことに気をつけましょう。

カードローン審査のために注意したいこと
  • 転職してすぐ、引っ越してすぐなら、できるだけカードローンに申し込まない
  • 信用情報が不安なら情報開示し、事故情報が消えてから申し込む
  • 同時にいくつものカードローンに申し込まない
  • 複数他社の借入が残っている状態で申し込みしない
  • 年収や勤務先・勤続年数、他社での借入件数・額は正確に入力する
  • 希望借入額はできるだけ少なくする
希望限度額が大きすぎると審査に通りにくいことは分かったけど、カードローンの利用中に「もっと限度額を増やしたい」ってなる場合もあるんじゃないかな?
カードローンを、延滞のような金融事故を起こさず1年以上利用すれば、限度額を増やせる可能性があります。金利も下がるからオススメです。

基本的な審査基準は必ず確認して審査対策しよう!

カードローン審査の基礎知識と、審査される項目、注意すべき点についてお伝えしてきました。

審査において何を重視するかは会社によって違いますが、基本的な審査基準は同じです。

まずは自分のできる範囲で、審査落ちの原因となる部分を改善しておきましょう。

もし収入の面などで審査が不安なら、いきなり本番の申し込みをするのではなく、「お試し審査」からはじめるのがおすすめです。

また信用情報にキズがあるとカードローンの利用は難しいので、心配な人は開示請求をして確認してくださいね。

あなたが無事審査に通過して、有意義なカードローン生活を送れるように祈っています。

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