ローンの種類

ディーラーローンは残価設定型が低金利!マイカーローンも検討しよう

ディーラーローンは残価設定型が低金利!マイカーローンも検討しよう

自動車ローンは大きく分けると、ディーラーが勧める「ディーラーローン」と、銀行やJAといった金融機関が取り扱う「マイカローン」があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

ディーラーローンで車を購入した場合、車の名義はディーラーや販売会社になるのは知っていますか?

自分名義でなければ、自由に買い替えることも譲渡することもできません。ましてや自分好みに改造なんてできないんです。

念願のマイカーを購入したつもりでも、実質的には借りているような形で車に乗るなんて何だか悲しいですよね。とはいえ、ディーラーローンは手続きがラク。「残価設定ローン」を利用すれば、出費を抑えて新車に乗れるなどといったメリットもあります。

この記事ではディーラーローンのメリット・デメリットと、残価設定ローンについて解説します。

ディーラーローンのメリット!手続きがラクで審査がはやい

まずはディーラーローンのメリットを見てみましょう。

ディーラーローンのメリット
  • 手続きがラク
  • 審査が比較的はやい
  • 残価設定ローンで出費が抑えられる

ディーラーローンの一番のメリットは、手続きがラクなことです。

銀行やJAといった金融機関で自動車ローンを組むとなると、平日に金融機関に出向いて手続きをしなければなりませんが、ディーラーローンなら車の購入手続きと並行してローンの手続きもできます。

自動車の販売会社は銀行と違って土日も営業しているので、質問・相談したいことがあればすぐに対応してもらいやすいです。時間の融通が利くのは嬉しいですよね。

またディーラーローンはマイカーローンに比べると、審査結果が出るのも早いです。店頭で申し込めば30分~1時間程度で分かることもあります。

ディーラーローンは手続がラクだから、忙しい人や、自動車ローンについての知識がない人にピッタリだね!
確かにそうね。でも「よくわからないから」って、全部ディーラーに任せるのはオススメできないわ。

次にディーラーローンのデメリットについても説明するから、それを踏まえた上で契約を検討して!

ディーラーローンのデメリットは、金利の高さと名義

ディーラーローンには、次のようなデメリットもあるんです。

ディーラーローンのデメリット
  • 金利が高い
  • 完済しないと車が自分名義にならない

それぞれのデメリットについて詳しく解説します。

ディーラーローンは金利が高い

銀行など金融機関のマイカーローンの金利相場は2~4%ですが、ディーラーローンの金利相場は4~10%と高めです。

ディーラーローンとマイカーローンで、どれくらい利息に差が出るか比較してみましょう。

ディーラーローン・マイカーローンの金利比較
例)トヨタプリウス(Sグレード)
・本体価格 248万円
・返済期間 5年
業者 金利 支払総額 利息総額
ディーラーローン
(東京トヨペット)
8.00% 3,016,007円 536,007円
マイカーローン
(三菱東京UFJ銀行)
2.975% 2,672,040円 192,040円

マイカーローンとの利息の差は34万円と、大きく異なります。なぜそんなに金利が高く設定されているかというと、ディーラーローンはもともと貸し倒れのリスクを見込んで金利設定しているからです。

またディーラーローンの金利は、地域や販売会社ごとに異なります。車の購入を検討するなら、いろいろな販売会社でローンの見積もりを作ってもらいましょう。

ディーラーローンを返済するまで、車は自分名義にならない

ディーラーローンを組むと、購入する自動車が担保になります。

そのためローンの返済が終わるまでは、購入した自動車の名義は購入者になることはありません。

ディーラーか、ローンを扱う信販会社の名義になってしまうんです。

ローンの返済が滞れば車は引き上げられてしまいますし、購入者が途中で自由に買い替えたり、譲渡することもできません。

返済期間が満了して無事完済しても、自動で購入者に名義変更されるわけではないことも覚えておきましょう。所有権解除の手続きをしなければ、名義はディーラーや信販会社のままです。

もし返済期間の途中で、名義を購入者に変更したくなった場合には、ローンを完済したうえで「所有権解除」の手続をする必要があります。

しかし、手続きには印鑑証明書や途上証明書などディーラーや運輸局とやり取りする必要があり、とても面倒です。

ローンを完済していれば、名義がディーラーや信販会社のままでも特に問題はありませんが、マイカーとして購入したのに自分名義の車にならないなんて何だか悲しいですよね。

「少しでも金利を抑えたい」「車は自分名義にしたい」という人はマイカーローンの申し込みを検討してみましょう。

マイカーローンのメリット・デメリットや金利タイプの選び方、審査のポイントは「マイカーローンは低金利!申込前におさえておきたいポイントを解説」で解説しています。

えーっ、せっかく車を買っても自分のものにならないなんてヤダ!!

でもお金を払って手元に置いてる車なんだから、自由に改造とかはしてもいいよね。勝手に売ったりしないから!

名義が購入者に無いということは、途上や買い替えだけでなく改造も自由にはできないの。

購入者名義にしたい場合は、まずローンを全額返済しなきゃ手続きできないわ。その後、書類のやりとりをするんだけど、とっても面倒よ。

残価設定ローンで毎月の返済額を減らす!仕組みをわかりやすく解説

ディーラーローンのなかで特に力を入れられているのが「残価設定ローン」という自動車ローン。このローンは「出費を抑えたいけど、ずっと新車に乗っていたい!」という人におすすめです。

各自動車販売会社では、残価設定ローンを中心にサービスを展開しています。例えばディーラーから残価設定ローンを組めば、定期点検やオイル交換を安くしてもらえるメンテナンスパックを付けてもらえるサービスもあるんですよ。

まずは残価設定ローンの仕組みから見ていきましょう。

下取り価格を差し引いてローンを組む!残価設定ローンの仕組み

残価設定ローンは新車購入費用から、数年後に車を買い替えるときの下取り分を差し引き、残りの金額を返済するものです。

残価設定ローン

例えば車両価格200万円の車について、3年後にその車に残る価値(=残価)が80万円とすると、残価設定ローンを組めば200万円のうち80万円を差し引いた120万円分のみを3年間かけて返済することになります。

新車価格のうち残価が占める割合を「残価率」といい、残価率は車の販売会社や車種ごとに定められています。残価率が高いほどローンの返済額は小さくなり、出費を抑えることが可能です。

返済期間は3~5年で設定可能です。しかし期間が長いほど車に残る価値は小さくなるため、残価率も低くなります。残価率の相場は返済期間3年で40~50%、5年になると30%くらいです。

残価設定ローンで車を買うメリット

残価設定ローンには、次のようなメリットがあります。

残価設定ローンのメリット
  • 低金利なので出費を抑えられる
  • 返済期間が満了すれば、車を返却するか購入するか選択できる

次の項目から、詳しい内容を説明します。

低金利なので出費を抑えられる

残価設定ローンの金利相場は1.9~3.9%で、この金利の低さも出費を抑えてくれる要因です。

ただし金利については残価を差し引いた部分にだけかかるのではなく、残価を含めた車両価格全体にかかっていくので注意しなければなりません。

これについては、次のデメリットの項目で解説します。

返済期間が満了すれば、車を返却するか購入するか選択できる

残価設定ローンの場合、返済期間が満了すれば、車のユーザーは3つの選択肢から今後どうするか選ぶことができます。

返済期間満了時の選択肢
  1. 車両を販売会社に返却する。
  2. 残価を一括で支払って車両を買い取る。
  3. 残価に改めてローンを組み直し、分割で支払いながら買い取る。

1のように車両を販売会社に返却したあとは、そのまま車を手放しても良いですし、新車に乗り替えることも可能です。

2と3を選択した場合は、ローンの返済が一旦終わっても、改めて残価について支払いが発生します。

残価設定ローンは、3~5年周期で常に新しい車に乗っていたい人や、決まった期間だけ車が必要な人に向いているローンです。

残価を差し引いた分をローンで返済すればいいってことは、フルローンよりもお得だよね!
しかも残価設定ローンは低金利だから、毎月の出費を抑えることができるの。

でも利息が大きくなってしまったり、思わぬ出費が発生してしまう場合もあるわよ。

残価設定ローンは利息が大きい!思わぬ出費にも注意

次に残価設定ローンのデメリットを確認しましょう。

残価設定ローンのデメリット
  • 利息が大きい
  • 車両返却時に出費が発生する場合がある

残価設定ローンは利息が大きい

残価設定ローンは毎月の返済額が少額に抑えられる分、ローンの残額は少しずつしか減らないため利息が大きくなります。

そのため総返済額が多くなってしまう傾向にあるんです。

では残価設定ローンは、どのくらい利息が大きくなるのでしょうか?フルローンと比較してみましょう。

(例)
・車体価格:2,479,091円
・返済期間3年
ローンの種類 残価設定型ローン フルローン
金利 3.90% 5.50%
初回支払額 54,524円×1回 76,902円×1回
二回目以降支払額 51,600円×34回 74,800円×35回
最終回支払額 867,682円×1回
支払総額 2,676,606円 2,694,902円
利息額 197,515円 215,811円
※250万円の車の場合、20万円程度の割賦手数料が加算される

残価設定ローンとフルローンで比較すると金利は大きくなりますが、利息額はそんなに変わらないことがわかります。

この場合は3年の返済期間満了後に、車を返却せずに残価を一括で支払って購入する例ですが、ここで残価について再度ローンを組み直すとなるとさらに利息が発生し、返済額は増えてしまいます。

最終的に残価を支払って車両を購入するのなら、残価設定ローンは向いていません。

ただ返済期間満了後に車を返却したり、新車に乗り替える場合は、最終回支払額の残価については支払い不要。一定周期で新車に買い替えたい人には、お得なローンと言えます。

実際ディーラーが熱心に残価設定ローンを勧める傾向も相まって、フルローンよりも残価設定ローンを利用する人が増えているんですよ。

車両返却時に出費が発生する場合がある

もう1つのデメリットは返済期間満了時、車両の返却の際に思いがけない出費が発生する場合があることです。

残価設定ローンでは走行距離について、例えば「3年間で36,000km」のような規定が設けられ、返済期間満了時に規定を超えると「1kmあたり10円」など精算が生じます。

また走行距離だけでなく、車体に傷が付いてしまった場合も同様に精算が必要。

つまり残価設定ローンでは、車両の返却後に中古車として売る際に不利になるようなことが、精算の対象となってしまうのです。

残価設定ローンを組む際には、残価が保証されているか必ずチェックしましょう。残価が保証されていない場合、走行距離が規定内で車体に傷がなくても、車種の人気が低く流通があまりないと追加生産が生じます。

日本車は大半が残価保証されていますが、輸入車に関しては保証されていないものもあるため、予想外の出費を避けるためにも残価保証型かどうか確認が必要です。

所有権の面からも、追加清算が生じる場合がある面からも、残価設定ローンは「マイカーを購入する」というより「3年間レンタカーを借りる」という意識で車に乗ったほうが良いローンですね。

残価設定ローンって。最新型の車に乗って、常に流行の最先端にいたい私にぴったり!

まだ運転ヘタだからたまにぶつけちゃったりするけど、残価設定型ローンを使って新車を乗り回すぞ~!

確かにアナタみたいに、最新の車に乗っていたい人にはぴったりよね。でも残価設定型ローンの場合、車両返却時に車体に傷が付いていたら清算が生じるから気をつけて。

レンタカーに乗っているつもりで、気を使いながら車を扱わないといけなくなるのが、残価設定型ローンの難点よね。

マイカーの使い方・使用期間に合った自動車ローンを組もう

ディーラーローンは車の購入時にローンを組めるので、普段忙しくて金融機関に行く時間がない人にとって便利なローンです。

常に新しい車に乗っていたい人は、ディーラーで残価設定ローンを組めば低予算で新車に乗れます。

しかしマイカーに気兼ねなく自由に乗りたい人や、マイカーを長く大切にしながら乗りたい人は、銀行やJAなどの金融機関でマイカーローンを組みましょう。

マイカーローンなら低金利なので、利息を抑えることもできます。ディーラーローンに比べ手続きや審査に時間がかかりますが、少しでも返済額を抑えたい人におすすめです。

マイカーとの付き合い方や乗り方をに合った自動車ローンを選んでくださいね。

おすすめ記事だよー

閉じる
閉じる
閉じる
誰にもバレずに借りられるカードローン一覧はこちら