ローンの種類

葬儀ローンで葬式準備をする人に読んでほしいお得なお金の借り方

葬儀ローンで葬式準備をする人に読んでほしいお得なお金の借り方

急にまとまったお金が必要になるシチュエーションはいくつかありますが、身内の突然の不幸もそのうちのひとつです。

お葬式の費用の相場はプランにより幅がありますが、全国平均では約200万円。「すぐに用意できる金額じゃない」と感じる人もいるでしょう。

葬儀費用が足りない場合、葬儀会社に「葬儀ローン」を勧められる場合もあります。

葬儀ローンは葬儀会社で手続きできるため手間がかからず、融資も早いのがメリット。急いでいるときや、「葬儀の準備で忙しくて、金融機関でローンを組んでいる暇がない」という場合に役立ちます。

しかし利息が高いと返済負担も大きくなるので、次の方法でローンの契約先を決めるのがおすすめです。

  • 葬儀ローンが低金利な葬儀会社を選ぶ
  • 金融機関のフリーローン・カードローンとも比較する

この記事では葬儀ローンのメリット・デメリットや、葬儀費用を用意するその他の方法についてお伝えします。

葬儀ローンのメリットは手続きが簡単で融資が早いこと

葬儀ローンは、信販会社と葬儀会社が提携して取り扱うローンです。現在では、クレジットカードのJACCS(ジャックス)とオリコの2社が多くの葬儀会社と提携しています。

葬儀ローンのメリットは、次の3つです。

  • 分割払いができる
  • 手続きが楽
  • 融資が早い

葬儀ローンは葬儀会社が窓口になるので、葬儀の準備と同時に手続きすることができます。

また即日審査が可能なところが多いため、申し込みから融資までのスピードも速いです。

葬儀費用が足りない人のなかには「故人の預金口座や生命保険から葬儀代を出せるのでは」と考えている人もいると思います。

しかしこれらの方法は手間や日数がかかるため、「すぐに葬儀費用が必要」という人には不向きです。

当サイトでは、葬儀費用を抑える方法や葬儀代がない場合の対処法も紹介しています。詳しくは次の記事を参考にしてください。

後悔しない葬儀ローン(葬儀会社)の選び方

「故人が生前に葬儀会社を決めていた」という場合は別ですが、そのような希望がなければ次の項目を基準に葬儀会社(葬儀ローン)を選ぶのがおすすめです。

  1. 葬儀ローンが低金利な葬儀会社を選ぶ
  2. 葬儀プランの内容や料金も確認する

それぞれ詳しく説明します。

1、葬儀ローンが低金利な葬儀会社を選ぶ

葬儀ローンの金利(分割手数料)は葬儀会社により異なるため、なるべく低金利なローンを選ぶことが重要です。

比較的多い地域で利用できる葬儀会社の、葬儀ローン金利(分割手数料)を比較してみました。

葬儀会社の葬儀ローン金利を比較
葬儀社 金利
イオンライフ株式会社 7.2%
あんしん館 10.0%
シンプルなお葬式 10.0%

この場合、イオンライフ株式会社の葬儀ローンは「あんしん館」や「シンプルなお葬式」に比べ低金利です。

金利が低いほど返済額は安く抑えられるので、ここは確認しておきましょう。

2、葬儀プランの内容や料金も確認する

せっかく葬儀ローンが低金利な葬儀会社を見つけても、葬儀プランをしっかり確認しないと次のような問題が起きる恐れがあります。

  • 葬儀プランが割高だった
  • プラン内容が、故人の希望に沿っていなかった

葬儀ローンもあくまで借金ですから、必要以上にお金がかかり返済が延滞しないよう注意が必要です。

葬儀会社を選ぶ際には、葬儀ローンの金利とプラン料金の両方を比べて決めましょう。

また安いからといって安易に申し込んでしまうと「プラン内容が故人の希望と異なるものだった」なんてことになりかねません。お葬式はやり直しがきくものではないので、ここは妥協せずじっくり検討すべきです。

葬儀会社なんて頻繁に利用するものじゃないから、「そもそも、どの葬儀会社を候補にすべきか」で悩みそう。
すべての葬儀会社を調べるのは大変だと思うわ。

地域密着型の葬儀会社もあるから、「(住んでいる地域名) 葬儀 分割」でインターネット検索して、分割払いが可能な葬儀会社をピックアップしてみても良さそうね。

フリーローンやカードローンでも葬儀費用は借りられる

葬儀費用を借りたいなら、金融機関(銀行や信金・ろうきんなど)のフリーローンやカードローンも検討してみましょう。

フリーローン・カードローンで葬儀費用を借りるメリット

それぞれのメリットについて説明します。

フリーローンとカードローンの違いって何?
基本的にフリーローンは、お金を一括で借り入れして分割返済していくものなの。それに対してカードローンは、利用限度額の範囲内なら繰り返し借り入れできるのよ。

ただしフリーローンやカードローンを利用した場合「融資が遅かった」「必要な金額を借りられなかった」などの問題が生じる恐れもあるので、申し込む前に融資日を確認してください。

各金融機関へ電話で問い合わせればオペレーターが対応してくれます。お葬式の費用を借りるうえで不安な点があれば聞いておきましょう。

葬儀ローンより低金利なローンもある【信金・労金が低金利】

「住宅ローン」や「教育ローン」など、目的別ローンには低金利なものが多いですよね。しかし葬儀ローンの場合は、フリーローンやカードローンのほうが金利が安い可能性もあります。

まずは葬儀ローンと、信用金庫のフリーローン・カードローン金利を比べてみましょう。

葬儀ローンとフリーローン・カードローンの金利比較
ローン 限度額 金利
イオンライフ株式会社
(葬儀ローン)
3万円~300万円 ・7.2%
あんしん館
(葬儀ローン)
10万円~500万円 10.0%
東京信用金庫
(WEBフリーローン)
30万円~500万円 ・2.95%
・5.00%
・7.00%
・10.00%
東京信用金庫
(カードローン)
10万円~100万円 ・11.5%

東京信用金庫で葬儀費用を借りる場合、フリーローンなら葬儀ローンより低金利です。審査結果によっては金利3%未満と、支払う利息を大幅に抑えられます。

ろうきんのフリーローン・カードローンも低金利で、特に会員の人におすすめです。

中央労働金庫のフリーローン・カードローンを例に、金利を見てみましょう。

中央労働金庫のフリーローン・カードローン金利
利用対象者 フリーローン金利 カードローン金利
・団体会員の構成員 <変動金利>
・5.825%
<固定金利>
・7.000%
3.875%
~7.075%
・生協会員の組合員
・その同一生計家族※
<変動金利>
・6.105%
<固定金利>
・7.280%
4.055%
~7.255%
・一般的勤労者 <変動金利>
・6.325%
<固定金利>
・7.500%
5.275%
~8.475%
※同居・別居に係わらず、生計を一にする家族のこと
変動金利とは

市場金利に応じて変動する金利のこと。定期的に金利が見直されます。

固定金利とは

契約時から一定になっている金利です。

団体会員の構成員や、生協会員の構成員とその同一生計家族は、特に低金利ですね。非会員(一般勤労者)でも、葬儀ローンよりお得にお金を借りられる可能性が高いです。

フリーローンやカードローンは使いみち自由で柔軟性が高い

フリーローンやカードローンと、葬儀ローンの大きな違いは「資金使途(借りるお金の使いみち)」。

葬儀ローンの場合は葬儀費用やそれに関する資金としてしか使えませんが、フリーローンやカードローンなら使いみちは自由です。

葬儀費用のほかに必要な資金があれば、柔軟性の高いフリーローンやカードローンを利用しましょう。

フリーローン・カードローンなら葬儀ローンがない葬儀社も利用可能

葬儀会社によっては、葬儀ローン(分割払い)を利用できない場合もあります。

しかしフリーローンやカードローンで葬儀代を借りておけば、葬儀社に一括支払いが可能。

「利用したい葬儀会社があるけれど、葬儀ローンがないので料金を支払えない」「葬儀を行いたい地域に、葬儀ローンを利用できる葬儀社がない」という状況でも、葬儀費用を準備し、希望どおりにお葬式を執り行えます。

葬儀ローンやフリーローン、カードローンの支払い額を減らす方法

葬儀ローンやフリーローン、カードローンも借金ですから、葬儀費用を利息付きで返さなければなりません。そのため一括で支払うより、どうしても総額が高くなってしまうのが残念な点。

しかし次のような方法で、総返済額を減らすこともできます。

葬儀費用の返済額を減らす方法
  1. 繰上返済で完済を早める
  2. 給付金制度を利用する

それぞれ見ていきましょう。

1、繰上返済で完済を早めれば利息を減らすことができる

繰上返済とは、毎月の約定返済とは別に任意の金額を返済することです。

指定より早いペースで返済を進めれば、その分利息が減り、総返済額が安くなります。

無理に行なうと約定返済ができず延滞してしまう恐れがあるので、無理のない範囲で行ないましょう。

2、国や自治体からの給付金で葬儀代の自己負担分が減る

国や自治体から、葬祭費・埋葬料・家族埋葬料などの給付金を受給することも可能です。

  • 国民健康保険や社会保険による給付金
  • 後期高齢者医療制度による給付金
  • 遺族年金や寡婦年金
  • 児童扶養手当
  • 故人が受給中の失業保険
  • 高額医療費の請求

故人の加入していた保険などにより申請先は異なります。

給付金を葬儀費用にあてる際には、次のような注意事項があることも覚えておきましょう。

  • 申請期限を過ぎると給付金を受け取ることができない
  • 直葬※を行なった場合は「葬祭ではない」と見なされ、葬祭費が支給されない
※お葬式をせず、火葬のみ行なう形式の葬儀

家族の死亡時に受給可能な葬儀代や注意点については、次の記事で詳しく解説しています。

葬儀ローンの基本情報で貸付条件や必要書類を確認

最後にこの記事で紹介した葬儀ローンの基本情報を記載しておくので、葬儀費用の借り入れ先を選ぶ際参考にしてください。

イオンライフ株式会社の葬儀ローン
利用対象 葬儀代金(飲食・式場使用料にかかる費用全般)
分割手数料 7.2%
支払方法・期間 ・3カ月(3回)以上
・最大7年(84回)
利用対象者 ・申込時の年齢が20歳以上
・完済時の年齢が75歳以下
特徴 ・分割手数料が比較的安い
※その他書類が必要な場合あり
あんしん館の葬儀ローン
利用対象 ・葬儀代金
・仏壇、仏具など
分割手数料 10.0%
支払方法・期間 ・6カ月(6回)以上
・最大7年(84回)
利用対象者 ・申込時年齢20歳以上69歳以下
・完済時年齢75歳未満
特徴 ・即日審査可能
・繰上返済可能
※その他書類が必要な場合あり
シンプルなお葬式の葬儀ローン
利用対象 ・葬儀代金
分割手数料 10.0%
支払方法・期間 ・最大36回
・ボーナス時返済月の増額返済が可能
利用対象者 ・返済能力がある人
特徴 ・法人契約が可能
・審査時間は最短3分
(翌日以降になる場合あり)
・葬儀終了後の申込不可
※6回以上の分割の場合。1回払いなら2.936%

葬儀ローンは利用対象となる資金使途・支払い回数などに微妙な違いがあります。

何より大切なのは「必要な金額を借りられること」と「遅延・延滞なくお葬式の費用を返せること」。商品概要はよく確認し、必要に応じて資料請求しましょう。

葬儀代を借りる方法は葬儀ローンだけじゃない!お得に使う方法もある

葬儀ローンは手続きが簡単で審査時間も比較的早く、急ぎの人におすすめなローン。取り扱っている葬儀社を利用するのも、葬儀費用を準備する方法のひとつです。

しかし、フリーローンやカードローンのほうが低金利な場合もあります。特に信用金庫や労働金庫のローンは金利が安いので、自分にとってお得なものを選んでください。

繰上返済やボーナス時の増額返済ができれば、支払う利息が減ります。早めに返済を進めることで、精神的な負担も軽減されますよ。

国や自治体による給付金も利用可能。しかし申請期限を過ぎると、給付金を受け取ることができなくなります。早いうちに期限を確認しておきましょう。

※記載されている内容は2017年12月現在のものです。

おすすめ記事だよー

閉じる
閉じる