ローンの種類

自分に合う住宅ローンを組もう!選び方のポイントと審査対策

自分に合う住宅ローンを組もう!選び方のポイントと審査対策

夢のマイホームを購入する時、物件と一緒に考えなければならないのが住宅ローン。色々な物件を見るのは楽しいですが、住宅ローンについては「よく分からないし、面倒だなぁ」と感じている人も多いのではないでしょうか。

住宅ローンは金利の考え方と返済方法が分かれば、難しいものではないんです。住宅ローンの選び方のポイントが分かれば、自分に合う住宅ローンの組み方も分かりますよ。

また、今回は住宅ローン審査の意外な落とし穴についても紹介します。みなさんはローンの審査で年収のことばかり気にしていませんか?もちろん年収も重要なポイントですが、最近審査に落ちる理由として増えてきているのが携帯電話料金の支払いや延滞したことのないカードローンなんです。その理由と対策方法も紹介します。

住宅ローンを選ぶポイントと審査対策をしっかり覚えて、ライフプランに合った希望のローンを組みましょう。

低金利で長期返済も可能!住宅ローンを組むメリット

マイホームの購入費用は「人生の三大支出」のうちのひとつと言われ、教育資金や老後資金と並んで大きな金額になります。それだけ大きな買い物ですが、住宅ローンを組めば賃貸の家賃と同じくらいの負担で済みます。

住宅ローンが月々の出費を抑えて、マイホーム購入を可能にする理由を紹介します。

家賃と同じ費用で夢のマイホーム!住宅ローンのメリットは低金利

住宅ローンを組むことで、まとまったお金が無くても何千万円もの家を購入できる理由は、住宅ローンが低金利だからです。

カードローンやフリーローンといった無担保ローンの金利は年率13.0~18.0%ですが、それに比べて住宅ローンは年率0.5~1.5%となっています。

なぜこんなにも住宅ローンの金利が低いのかというと、住宅ローンを組んで資金を借りる時には土地や家屋を担保とするからです。

土地や家屋といった評価額が大きい担保があれば、融資する側にとっては貸し倒れのリスクが少ないため、低金利での融資が可能となります。逆に、無担保ローンはその名の通り担保がないため、融資する側のリスクが高く、金利も高くなります。

また、住宅ローンは長期返済が可能な点も特徴のひとつです。

「35年ローン」という言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、住宅ローンを扱う多くの金融機関では、最長35年、1年刻みで返済期間を設定できます。

住宅ローンは目的を「家や土地を買うため」だけに絞ったローンなので、その目的に合わせた金額を、長期間で無理なく返済出来るような仕組みになっています。

うちのパパも、昔お家を買うときに「35年ローン」って言ってたなぁ。他のローンだと、35年とか長い期間でローンは組めないの?
金額が大きい教育ローンでも15年程度、自動車ローンでも5年程度ね。

家を買う費用は桁違いに大きいから、無理なく返済ができるように金利や返済期間を考慮して作られたのが住宅ローンなのよ。

取り扱う機関で融資の中身が違う!住宅ローンの種類

では、住宅ローンにはどのようなものがあるのでしょうか。住宅ローンは取り扱う機関によって大きく3つに分類されます。公的機関が取り扱う「公的住宅ローン」、民間の金融機関が取り扱う「民間住宅ローン」、そして公的機関と民間金融機関が提携した「フラット35」の3つです。

住宅ローンの種類1)公的機関が扱う公的住宅ローン

住宅ローンの種類のひとつ目は公的機関が扱う「公的住宅ローン」です。主なものは、独立行政法人雇用・能力開発機構や住宅金融支援機構が行う「財形融資」があります。

財形貯蓄を1年以上継続しており、貯蓄残高が50万円以上という融資条件が定められています。さらに購入する物件の広さについても、一戸建てなら70㎡~280㎡までといった条件があります。

都道府県や市町村で行う「自治体融資」については、融資制度を設けていない自治体もあり、融資条件も各自治体で異なります。

財形融資の取扱機関 条件
在宅金融支援機構
雇用・能力開発機構が行う
・会社員、公務員向け
・70歳未満のみ可能
・財形貯蓄を1年以上継続し、貯蓄残高50万円以上
・購入する物件にも条件がある
(一戸建て70㎡~280㎡、マンション40㎡~280㎡)

住宅ローンの種類2)民間金融機関が扱う民間住宅ローン

次に民間金融機関が扱う「民間住宅ローン」について説明します。

「民間住宅ローン」は銀行やJAなど民間金融機関で取り扱われており、現在の住宅ローンの主流となっています。

公的住宅ローンは契約者の年齢や職業、物件の面積にも制限がありますが、それに比べると民間住宅ローンの融資条件は緩やかで、物件の条件はほとんどありません。

また、契約者が要介護状態になった場合に返済が免除されたり、関連企業スーパーでの買い物が割引になるといったサービスを受けることができるローンもあります。

ただし、民間住宅ローンは団体信用生命保険への加入が必須となります。

団体信用生命保険とは、ローン契約者が高度障害になった場合や亡くなった場合に、ローンの残高が保険金として金融機関に支払われる保険で、保険料は住宅ローンに組み込まれます。ローン申込時の健康状態によっては団体信用生命保険に加入できず、ローンが組めない場合もあります。

民間住宅ローン取扱機関 条件
銀行、信託銀行、信用金庫、JAなど
民間金融機関
・金融機関ごとに異なる
・団体信用生命保険への加入は必須

住宅ローンの種類3)公的機関と民間金融機関が提携したフラット35

最後にフラット35について説明します。よくCMもやっているので、知っている方も多いかもしれませんね。

「フラット35」は在宅金融支援機構と民間金融機関が提携して生まれた住宅ローンで、一度借り入れしたら金利が変わらないローンです。メリットとして、団体信用生命保険の加入が任意なので、健康状態に自信がない人でもローンを組むことが出来ます。

また、もうひとつのメリットとして自営業の人でもローンが組みやすい点が挙げられます。

民間住宅ローンでは、自営業の人に限り、過去2~3年間の所得が審査されるため、その期間に業績が安定していなかった場合は審査に影響してしまいます。

でもフラット35については、年間ローン返済額が現在の年収に占める割合を審査するため、自営業者でも現在の業績が安定していればローンを組みやすいのです。

フラット35の取扱機関 条件
住宅金融支援機構と民間金融機関が提携 ・申込時に満70歳未満
・団体信用生命保険は任意加入
民間住宅ローンでお買い物を割引してくれるなら、そこでローン組みたいなぁ。

団体生命保険入れなかったらローンを組めないなら、健康だって嘘ついちゃおっかな。どうぜバレないでしょ!

ダメダメ!団体生命保険の申込時には健康状態の告知をするんだけど、後で嘘がばれたら契約が解除されたりするのよ。

嘘をついてローンを組んだものの、すぐに入院したりして嘘がバレるケースって結構あるから、正直に告知しなきゃだめよ。

金利が変動する?それとも固定?住宅ローン金利のタイプ3つ

色々な機関で様々な住宅ローンが取り扱われている中、ローンの3つの種類を知っただけではどの住宅ローンを組むべきか分からないですよね。実際に住宅ローンを選ぶ時の大事な要素のひとつが「金利のタイプ」です。

住宅ローンの金利は、市場金利の動きの影響を受けるか受けないかで3つのタイプに分けることができます。

3つの金利のタイプをそれぞれ説明します。

市場金利の影響を受けない全期間固定金利型

全期間固定金利の表

一つ目は「全期間固定金利型」と言って、市場金利の変動にかかわらず、借入時に定めた金利が返済完了まで変わらないタイプです。金利が変わらないので返済計画が立てやすいというメリットがある反面、残り2つのタイプと比べて金利が高めに設定されています。

2014年1月~2015年12月の金利平均値(主要都市銀行商品比べ)
・全期間固定金利型(35年固定金利)・・・1.765%
・変動金利・・・0.862%
・固定金利選択型(10年固定金利)・・・1.441%

固定金利型のローンはフラット35が代表的で、銀行や信用組合、JAなど民間金融機関の多くで申込受付が行われています。

市場金利の影響を受ける変動金利型

変動金利の表

金利が市場金利に応じて変動するのが「変動金利型」です。変動金利型は、年2回(4月と10月)市場金利に応じてローンの金利も見直されます。

借入後に市場金利が下がれば返済額が少なくなりますが、市場金利が上がれば返済額も上がります。また、借入時に将来の返済額が確定しないため、返済計画が立てにくいというデメリットがあります。

一定期間の金利を固定する固定金利選択型

固定金利選択型の表

「固定金利選択型」は3、5、10年など一定期間の金利を固定するタイプです。固定期間が終わった時点で、変動金利型にするか、再び固定金利選択型を選んで金利を固定するか選択することができます。

ただし、固定期間中は途中で変動型に変更することはできません。なので、固定期間中に市場金利が下がった場合は負担が大きくなるというデメリットがあります。また、固定期間が終わったタイミングで変動型か固定型か選ぶことになるので、選んだタイプによって返済額が毎回変わってきます。

固定金利選択型は、民間住宅ローンの主力商品として民間金融機関の多くで取り扱いがあります。各金融機関によって金利や固定期間の条件が異なるので、ローンを組むときには各社の条件をしっかり見比べて決めましょう。

どんな人にどの金利タイプが合ってるの?金利タイプの選び方

金利のタイプを選ぶときには借入額やローンの期間だけでなく、子どもの教育費など将来かかる他の費用を合わせて考えることがポイントになります。

いつまで教育費がかかるのか、老後資金はいつからどのように貯金していくのかということを考えて、自分のライフプランに合うタイプでローンを組むことが大切です。

金利のタイプ こんな人に合ってる!
全期間固定金利型 ・家計的に金利変動に対して柔軟に対策することが難しい人
・市場金利をチェックして対策を取るのが面倒な人
変動金利型 ・借入額が少ない人
・繰上げ返済で早く残高を減らして15年くらいの短期間で完済できる人
固定金利選択型 ・教育費など他の負担がある間は固定金利で決まった金額を返済したいという人
将来かかる教育費のことなんか、まだ分かんないよ~!とりあえず金利が一番低い変動金利型にしておこうかな。
変動金利型は不景気で金利が低い今ならお得よね。でも、この先金利が上がるとローンの返済額も大きくなってしまう可能性もあるの。

他にかかるお金のことと、返済額が変わっても対応できるのかということをしっかり考えて決めなきゃ後悔するわよ。

最初に多く返す?ずっと一定額返す?2つの返済方法

住宅ローンを選ぶ時のもう一つのポイントが住宅ローンの返済方法です。

住宅ローンには「元金均等方式」と「元利均等方式」の二種類の返済方法があり、それぞれメリット・デメリットがあります。

元金均等方式で返済初期に多く返す

元利均等方式の表

元金均等方式とは、毎月同じ額の元金に利息を加えた額を返済する方法です。ローンの残高が減れば利息も減っていくため、返済を重ねる毎に一回の返済額が減っていきます。

毎回一定額の元金を返済していくので、総支払額は少なくなります。しかし、返済初期は残りの元金が多いため利息額が大きくなり、返済負担が重くなるというデメリットがあります。

元金均等方式は、フラット35や財形融資で選択することができます。

元利均等方式で一定額コツコツ返済

元金均等方式の表

元利均等方式は、元金分と利息分を合わせた返済額を一定に保ちながら返済する方法です。

返済初期は少額ずつ元金を返済していくため、利息額が大きくなってしまうことがデメリットです。でも少しずつ元金と利息の割合を変化させることで、返済額を一定に保つ仕組みになっています。また、返済額が一定だと、返済の計画が立てやすいというメリットがあります。

民間住宅ローンは元利均等方式が一般的ですが、フラット35や財形融資でも選択することができますよ。

ライフプランに合わせて決めよう!返済方法の選び方

返済方法によって、返済負担が大きい時期や総返済額が違ってきます。

返済方法も金利のタイプと同じように、家族の働き方の変化や、教育費がかかる時期を見合わせて考えましょう。

返済方法 どんな人が合ってる? ライフプラン例
元金均等方式 余裕があるうちに元金を多く返したい人 ・教育費がかかるピークが過ぎた人
・当面高収入が続く人
元利均等方式 ローンを組む時の返済計画通りに一定額を返したい人 ・今は夫婦共働きだが、将来的に配偶者が育児で退職する(配偶者の収入が減る)予定の人

また、総返済額は返済方式によって大きく異なります。

3,000万円を3%の固定金利、30年返済で借りた場合で返済方法ごとの総返済額を比較すると、利息額の差が1,995,736円となり、元金均等方式の方が200万円近く負担が小さくなります。

元利均等返済 元金均等返済
初回返済額 126,481円 158,333円
総返済額 45,533,236円 43,537,500円
総利息額 15,533,236円 13,537,500円

この比較を見ると、元金均等方式は効率的な返済方法で魅力がありますが、初回の返済額については元利均等方式と比べておよそ3万円大きくなってしまいます。初期の返済負担は大きくなるので、無理のない返済額になるか十分検討して決めましょう。

繰上げ返済で総返済額を減らせる!返済の裏ワザ

また、元利均等方式でも繰上げ返済をすれば、早く元金を減らすことができ、結果的に総返済額も減らすことができます。ローン返済初期に経済的余裕があれば、繰上げ返済を検討するのもテクニックのひとつです。

ただ、繰上げ返済には返済額によって3,000円~30,000円程の手数料がかかることがあるので検討する際にはチェックしておきましょう。

ん~難しいなぁ。200万円も利息が違うなら元金均等方式がお得なのかなぁ。
元金均等方式は利息額は減らせるけど、初期の返済額が大きくなるから返済できるかしっかり考えてね。

ポイントは教育費がいつまでかかるかということと、いつまで共働きできるのかってことよ。

併用ローンでリスクを分散!複数合わせて希望のローンを組もう

これまで住宅ローンを選ぶポイントを紹介しましたが、住宅ローンは1種類だけに絞る必要はありません。住宅ローンを複数組み合わせて借り入れすることを「併用ローン」といいます。

ただし、自分が気に入った住宅ローンを自由に組めるわけではなく、組み合わせが可能なパターンやルールがあります。

併用ローンの組み合わせパターンとメリット

併用できる住宅ローンの組み合わせとして、フラット35と民間住宅ローンの併用や、財形住宅融資とフラット35もしくは民間住宅ローンの併用をあげることができます。

例えば、将来の金利上昇リスクに備えながら、総支払額も減らしたいという人は、フラット35で固定金利型のローンを組んで、民間住宅ローンで固定期間金利型を選択することができます。

このように組み合わせることで、固定金利型でコツコツ一定額を返しながら、固定期間金利型で少し金利を抑えて、様子を見ながら市場金利変動にも対応することができます。

併用ローンの魅力は、3つの金利のタイプの良い所を取り入れ、リスクを分散できる点にあります。

民間住宅ローンは併用できない!併用ローンの組み合わせルール

併用ローンを組んで市場金利の変動リスクを効率的に分散することができますが、ひとつの物件に対して複数の民間金融機関の住宅ローンを併用することはできません。

民間住宅ローンを併用できないのは、民間金融機関では「抵当権を第一順位に設定する」という融資条件が設定されているためです。

「抵当権」とは銀行や他人からお金を借りるときに、不動産に設定する担保権のことです。抵当権の順位を設定すると、返済が滞った場合に第一順位の債権者から優先して、担保の不動産を競売にかけて債権を回収をすることができます。

民間金融機関では、それぞれがリスク回避のために抵当権第一順位を条件としているため、複数の民間金融機関をまたいだ併用ローンは組めないのです。

実はフラット35も抵当権第一順位が融資条件なのですが、民間住宅ローンとの併用は可能です。それはフラット35を扱う多くの民間金融機関では、自社の民間住宅ローンとフラット35をパッケージにして扱っているからです。

2種類のローンをパッケージにして、両方自社の取扱いで同時契約することで、抵当権の順位問題をクリアにしています。また、パッケージで同時申込にすることで、手数料や印紙代の費用が倍となることを防ぐこともできます。

民間住宅ローンを何個か組んで、買い物の割引のサービスをいっぱい受けようと思ったのに~!
複数の民間住宅ローンを併用することはできないから、残念ながらそれは無理ね。

サービスばかりに目がくらんでるけど、金利の変動リスクの分散をどうするか考えることが重要なのよ。

住宅ローンの手続き方法!融資までの4つのステップ

では、実際に住宅ローンを組むときにはどのような流れで手続きが行われるのでしょうか。融資を受けるまでには「事前審査」「本申込」「金銭消費貸借契約」「融資実行」の4つのステップを踏むことになります。それぞれのステップについて、やらなければならないことや必要書類を紹介します。

まずは金融機関で事前審査の申し込みをしよう!

ひとつ目のステップは物件の購入申込みと同時に、金融機関にローンの事前審査の申込を行います。

スムーズに事前審査の申込を行うためには、物件の情報収集と並行して色々な金融機関で住宅ローンの情報収集をしておくことが大切です。

銀行や信用組合の店舗はもちろん、電話やインターネットでも無料で相談を受付けているところもあります。

複数の金融機関の中からいくつか希望のローンを絞ったら、3~4つの金融機関に事前審査の申込をするのがおすすめです。

複数申込をするのは、審査が通らない金融機関があっても、複数申し込んでおけば通してくれる金融機関が出てくる可能性があるからです。

また、審査を通過したローンの中から、満額融資などのより良い条件で通してくれたところを選んで申し込むこともできます。申込と審査だけなら無料でできるので、いくつか申し込んでおきましょう。

ただし、手当たり次第申し込んでおこうとするのは逆効果です。事前審査に出すと審査履歴がつくので、次に別の金融機関に申込む時に「この人は別の銀行の審査に落ちたから来たんだろう」と警戒され、審査が厳しくなってしまうことがあります。

審査申込をするのは希望する金融機関3~4つにしておきましょう。

不動産会社でも住宅ローンの申込可!ただし組める商品が限られる

また、不動産会社を通じて住宅ローンを組むこともできます。これは、不動産会社が金融機関と提携している場合のみ可能となるので、物件の相談をする際に不動産会社に住宅ローンを扱っているか聞いてみましょう。

不動産会社の窓口で、物件とローンの話を合わせて出来るというメリットがありますが、不動産会社が提携している金融機関のローンしか組めないというデメリットもあります。他のローンの方が自分の条件に合っている場合でも、限られたローンの中から選ばなければなりません。

必要な書類はこれだ!事前審査が通った後の本申込

事前審査に通り、物件の売買契約が結ばれると、本申込に進みます。本申込時に必要な書類は各金融機関で異なりますが、以下の書類は多くの金融機関で提出を求められています。

  • 印鑑証明書
  • 住民票(世帯全員分記載のもの)
  • 健康保険証の写し
  • 運転免許証の写しもしくはパスポートの写し
  • 源泉徴収票
  • 市区町村が発行する所得証明書(住民税課税決定通知書)
  • 不動産売買契約書の写しや物件資料
  • 土地、建物の登記簿謄本
  • 預金口座通帳の写し(自己資金の確認のため)
  • 現在借入がある場合、返済予定明細票、返済中の預金口座通帳の写し

特に公的書類の有効期間は各金融機関で異なります。また、親名義の土地に子ども名義で家を立てるケースのように土地と建物で所有者が異なる場合は、親名義の土地にも担保設定が必要となるため、親の実印や土地の権利書が必要になります。

このようにケースによっても必要なものが変わってきますので、本申込前に店舗に問い合わせたり、各社HPでチェックして揃えましょう。

住宅ローン契約時にかかる諸費用も準備しておこう

また、住宅ローン契約時にかかる諸費用についても確認して準備しておきましょう。住宅ローンには、印紙税や登記にかかる費用の他にも事務手数料や保証料といった費用がかかります。

このうち、特に金額が大きくなるのは「保証料」と「事務手数料」の2つです。

保証料は、住宅ローン借入時に保証会社の保証が融資条件とされている場合に必要なものです。保証会社の保証とは、ローン契約者が万一返済不能となった場合に、一旦保証会社にローンを肩代わりしてもらうために必要な保証です。

保証料の支払い方には、一括で支払う「外枠方式」と、金利に上乗せして少しずつ支払う「内枠方式」があり、内枠方式の場合は金利が0.2%上乗せされるのが相場です。

外枠方式の場合は、例えば3,000万円を35年ローンで借り入れした場合、60万円~250万円の保証料が必要となります。金額の幅があるのは、審査結果によって金額が変わるからです。

事務手数料は、住宅ローンの貸付にかかる手数料のことで、メガバンクでは3万円程、ネット銀行だと、借入額の2.1%が相場です。借入額の2.1%ということは、3,000万円借入れする場合、63万円が手数料として必要ということですね。

ネット銀行では保証料無料のところが多いですが、その代わりに事務手数料が高く設定されています。申込前に色々な金融機関の手数料を確認して、準備しておきましょう。ちなみに、保証料と事務手数料は融資実行の際に支払うことになります。

融資承認が下りたら契約を結んで融資実行!

本申込の後、融資承認が下りたら、ローンの金銭消費貸借契約の手続きを行います。金銭消費貸借契約とは、金融機関とのお金の貸し借りに関する契約のことで、この手続きのときに借入期間や金利について決めます。

金銭消費貸借契約の手続きが終われば、晴れて融資実行となります。決済の当日は、新しく作った口座に借入金が振り込まれ、その借入金は融資実行とともに売り主へ送金されます。

そして売り主が着金を確認できれば、物件の引き渡しになります。

審査が通るか、やっぱり不安だよ~!こっそり10か所くらい審査に出しちゃおっかな・・・。黙ってたら分かんないよね。
そんなに事前審査に出したら逆効果よ!金融機関は必ず他社での審査履歴を調べるから、黙ってたって無駄。

3~4つに絞って出して、万一ダメだったらまた別のところで出せば良いのよ。

携帯電話やカードローンが落とし穴!審査に落ちる意外な理由

住宅ローン審査では、ローン契約者の年齢や年収はもちろん、税金、年金の支払いや携帯電話料金の支払い、カードローンの利用枠についても、過去に遡って細かくチェックされてしまいます。

「携帯電話料金の支払まで審査するの?」と思った方も多いと思いますが、最近は携帯電話料金の支払状況で審査に落ちる人が多発しているんです。

過去に携帯料金を滞納したことはありませんか?また、昔使っていたカードローン、解約せずに放置していませんか?審査で見られるポイントと身近に潜む落とし穴、そして今から出来る対策を紹介します。

人も物件もチェックされる!審査のチェックポイント

住宅ローンの審査では、ローン契約者の年齢、年収、勤務先、勤務年数といった基本情報がまずチェックされます。

中でも「返済比率」といわれる、年収に占めるローン返済額の割合が25~35%を超えるとローン審査が通りづらくなります。

年収に対して高額すぎる家を買おうとしている場合は、審査は通りづらくなるということですね。

また民間住宅ローンの場合は団体信用生命保険の加入が条件になるので、健康告知の内容に問題があれば保険に加入できず、ローン審査も通りません。

審査にどうしても通りたいからといって、告知でウソをつくのは絶対にやめておきましょう。告知義務違反となって、契約が解除または取り消しとなり、万一のときに保険金が支払われなくなります。健康に自信がない場合は、団体信用生命保険は任意加入で組めるフラット35を検討しましょう。

さらに住宅ローンの審査では物件も審査対象となります。住宅ローンでは、購入する物件が担保となるため、融資額に見合った価値のある物件なのかが審査のポイントになります。フラット35であれば、一戸建ては70平米以上、マンションは30平米以上といった条件があります。

携帯電話料金の滞納で信用情報に傷がつく!身近な落とし穴

住宅ローンは、年収や年齢が審査の大きな判断ポイントになると思っている方が多いと思いますが、携帯電話料金の滞納という意外な落とし穴にはまって、審査に落ちてしまう人が近年すごく増えています。

携帯電話料金が仇となるケースが増えてしまったのは、携帯電話の機種変更の際に、新しい機種代金を分割払いにする人が増えているからです。

最近は携帯電話の機種代金も高額なので、何気なく分割払いにしている人がほとんどだと思いますが、機種代金の分割払いはローンとして国指定の信用機関に債務残高や延滞の情報が登録されているんです。

信用機関には個人の名前や生年月日はもちろん、勤務先やクレジットカードの保有状況、限度額や返済履歴といったデータが登録されており、金融機関はローンの申込を受けると、信用機関に登録されている情報を参考にして、審査の判断を行います。

通常、携帯電話の機種代金は通話料と一緒に引き落とされますが、この時残高不足で引き落とされずに放置してしまうと滞納となり、信用機関に滞納情報として登録されてしまいます。

3ヶ月以上滞納してしまった場合は、後から完済しても金融事故として5年間は信用機関のデータベースに情報が残ってしまい、情報が残っている間は住宅ローンは組めません。

当サイトには信用機関に登録される情報と審査の関係について詳しく解説している記事がありますので、ぜひ参考にしてくださいね。

利用枠が審査に響く!使わないカードローンやクレカは整理しよう

また、もうひとつの落とし穴が使っていないカードローンの利用枠です。使っていないカードローンはきちんと解約していますか?延滞すること無く全額返したからもう問題ないと思っていませんか?

住宅ローン審査では、カードローンで今まで延滞したことがなくても、利用枠が残っているだけで「将来お金を借りるつもりの人物だ」とか、「繰り返しお金を借りる習慣がある」と判断されてしまうことがあります。

特に問題なのが、カードローンの延滞をしたことがない場合、利用限度枠がどんどん大きくなることです。

限度枠が大きくなったまま住宅ローンの審査申込をすると、「万一限度枠いっぱい借り入れされた場合、住宅ローンの返済が不可能になる」と判断されて、審査に落ちてしまうケースがあります。

また、クレジットカードについても限度額を負債と判断されることがあるため、使わないものは解約しましょう。

携帯電話代の分割払い、月々の通話料と一緒に引き落としてる!
先月残高不足で滞納しちゃったよ~!やばいかな・・・。
3ヶ月以上滞納しちゃったら金融事故として情報が残っちゃうわよ!ブラックリストに載ると、情報が消えるまではローンは組めないの。

結構これで審査に落ちる人っているのよ。携帯電話代やクレカの引き落とし口座は、特にきちんと管理しなきゃ。

今からできる審査対策と万一審査落ちした場合にすべきこと

住宅ローンを申し込む前に、審査対策はできないのでしょうか。年収や勤務先はなかなか変えることはできませんが、今からでもすぐ出来る3つの住宅ローン審査対策と、万一審査落ちしてしまった場合の対応策を紹介します。

住宅ローンを申込む前にチェック!審査に通るための対策

住宅ローンの審査をスムーズにするためにも、申し込み前に以下の3つの対策を行いましょう。

  • 使わないクレジットカードやカードローンは解約する
  • 携帯電話料金の支払方法を見直す
  • 他に借入れがあれば返済する

使わないクレジットカードやカードローンは、退会や解約手続きをしましょう。放置していると利用枠が膨らんで行ったり、利用枠が負債とみなされてしまいます。

また、携帯電話の機種代金を分割払いにすると、ローンとしてみなされ、滞納が続くと金融事故として信用機関に登録されてしまいます。

携帯電話の機種代金はできれば一括払いにしましょう。

そして他に借り入れがある場合は、年間の返済額が審査に影響します。貯蓄があって、全額返済できるようであれば、住宅ローンの申込前に完済しましょう。

もしも審査に落ちてしまったら?信用情報を取り寄せて理由を探ろう

万が一審査に落ちてしまっても、金融機関は判断理由を教えてくれません。

審査に落ちてしまった場合、まずは自分で信用期間の情報を取り寄せて、理由を探ってみましょう。

情報信用機関にはCIC(株式会社シー・アイ・シー)、JICC(株式会社日本信用情報機構)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)の3つがあり、以下のような特徴があります。

CIC 主にクレジットカード会社やローンを扱う銀行が加盟
JICC 消費者金融会社のうち、約80%が加盟
KSC 銀行や銀行関連のクレジットカード会社が加盟

日本の金融機関は、3つの信用機関のうちいずれかひとつには必ず加盟し、顧客との取引情報を登録しています。さらに延滞などの金融事故情報はすべての信用機関で共有されています。

もし審査に落ちてしまったら、思い当たる原因があればその金融機関が加盟していそうな信用機関から情報を取り寄せてみましょう。取り寄せ方はそれぞれの信用機関で異なりますが、電話や郵送、インターネットで開示請求ができます。

信用情報を確認し、携帯電話料金の滞納が金融事故として登録されていれば、そのデータが消えるまでは住宅ローンは諦めなければなりません。

また、カードローンの利用枠が大きくなっていることが原因だと考えられる場合は、使わないものを解約すれば再度住宅ローンの審査申込ができます。

審査のために携帯代の支払方法を見直すにも、携帯電話の機種ってすごく高額だから、一括で払うのは難しいよ~!

どうしたらいいの?

一括払いが難しいなら、せめてクレジットカード払いにはしないで。

クレカ払いにしていると、滞納があった場合にクレカ利用歴にも傷が付いてしまってさらに審査に不利になってしまうわ。

住宅ローンを選ぶポイントと審査対策まとめ

住宅ローンを選ぶポイントと今から出来る審査対策をまとめました。

金利のタイプで住宅ローンを選ぶ

全期間固定金利型
・市場の金利に関わらず、借入時の金利が変わらない
・フラット35が代表的
・民間住宅ローンでも取扱あり
変動金利型
・市場金利に応じて金利が変わる
・民間住宅ローンで取扱あり
固定期間選択型
・3,5,10年など一定期間の金利を固定し、固定期間が終われば変動金利型か固定金利選択型か選ぶことができる
・民間住宅ローンの主力商品
・財形住宅融資も固定期間選択型

返済方法で住宅ローンを選ぶ

元金均等方式
・毎月同じ額の元金に利息を加えた額を返済する方法。
・返済を重ねる毎に返済額が減り、総返済額も少ない。
・フラット35、財形融資で選択出来る
元利均等方式
・元金分と利息分を合わせた返済額を一定に保ちながら返済する方法。
・民間住宅ローン、フラット35、財形融資で選択できる

今からできる審査対策

  • 使わないクレジットカードやカードローンは退会、解約手続きを行う
  • 携帯電話の機種代金は一括払いにし、携帯電話料金はクレジットカード払いにしない
  • 他の借入れが残っている場合は返済する
金利のタイプと返済方法ってどうやって選んだらいいんだっけ・・・?難しいから頭の中がこんがらがっちゃった。
金利のタイプも返済方法も、選ぶ時のポイントは「将来生じる他の出費との兼ね合いを考える」ということよ。他の出費っていうのは主に教育費のことね。

教育費がいつまでかかるのか、返済額が変動した時に家計的に対応できるのか考えてローンを組むことが大切なの。

将来の出費を見越して賢く住宅ローンを選ぼう

マイホーム購入の時に必要となる住宅ローン。難しいイメージを持っていた人も多いと思いますが、選ぶポイントさえ抑えれば自分に合う住宅ローンを納得して組むことが出来ます。

住宅ローンは子どもの教育費や老後資金の貯蓄計画も見据えて、無理なく返済できるように組むことが大切です。

また、審査に向けて携帯電話料金の支払方法や使わないカードをきちんと見直して、希望通りの住宅ローンが組めるように準備しましょう。

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