金利・利息・利子の違い。知らないと損するかも?金融のカラクリ

2023.09.04 お金の勉強

金利・利息・利子という言葉を聞いたことはあっても、実際にどんな違いがあるのか知らないという人も多いのではないでしょうか。

この違いを知らずにお金を借りたり銀行に預けたりしていると、知らないうちに損をしていることもあります。

例えばお金を100万円借りるとき、金利が年利5%なら1年後に105万円を返済する必要がありますが、無利息であれば元の100万円だけで済みます。生活に困ったときは、無利息でお金を借りる方法もあるんですよ。

お金をただ銀行に預けるにしても金利と利子について知り、銀行を選びをすることで、効率的に貯金を増やすことができます。

「金利・利息・利子ってよく分からない」という人のために、今回はその違いをわかりやすく説明し、それらを活用したお金の効率的な使い方を紹介します。

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金利・利息・利子とは?知っておくべき用語を簡単に説明

金利・利子・利息の違い
  • 利子は郵便貯金や銀行へ預金すると貰えるお金
  • 利息は消費者金融や銀行から借りたときに払うお金
  • 金利はお金の貸し借りをするときの費用

例えばお金を銀行などに預けると、返してもらうときに銀行などはお金を少し増やして返します。この増えたお金を利子といいます。

お金を借りたとき、多くの場合借りた額よりも大きな額を返しますよね。このとき多く返した分のお金が利息です。ただしこの利子と利息は区別が曖昧になっており、混在して使われることも現在は多くあります。

利息や利子は金利によって変わります。金利は貸し借りに使われた元のお金に対する利子や利息の割合で、利率・利回り・割引率・利子率とも呼ばれます。

金利は上がったり下がったりします。例えばゆうちょ銀行で定額貯金(3年)の利率は、1980年の8%から現在では0.01%にまで下がってしまいました。

1年間の金利が0.01%と8%では、100万円を預けると1年後に受け取ることのできる金額にこのような違いがでてしまいます。

100万円を1年間預金したときの金利別金額の違い
金利1年後の金額
0.01%100万100円
8%108万円

金利によってこんなにも大きな違いがあります。つまりお金を預けるときはなるべく金利が高いところ、お金を借りるときはなるべく金利が低いところを探すのが重要です。

銀行はお金をただ仲介するだけで、損しないのですか?

 

銀行は利息を利子よりも多くなるように金利を設定しています。例えば利息で100円銀行に入って、利子で50円を返したら、残りの50円は銀行に残りますよね。この残ったお金が銀行の儲けになるという仕組みです。

お金を借りるなら無利息の方法を選ぶべき!

お金を借りるときに重視すべきは利息です。お金を借りたら利息をつけて返す必要があると説明してきました。もともと借りたお金に金利がかかり、利息として返すお金が増えます。

この利息を決める金利は20%と高く設定しているところもある一方で、一定額・一定期間0%、つまり利息が0円に設定されている会社もあります。

また生活に困ったときに社会福祉協議会に相談すると、審査に通れば無利息でお金をさまざまな目的別に借りることもできますよ。それぞれ詳しく解説します。

日数が長く金利が高いほど利息は高額になる!

利息は返済期限によって変化し、長いほど高くなります。利息には日歩・月利・年利とあり、それぞれ1日単位・月単位・年単位で金利がかかります。お金を借りるときには、金利がどの単位でどの位かかるのかを必ずチェックしましょう。

利息額の計算方法は次のとおりです。

  • 利息額=元金額×金利×借入期間

利息を利子より多くすることで、銀行は儲けを出すと説明しました。例えば住宅ローンとしてお金を借りると、銀行によっては1.3~2.6%の金利をつけ利息を上乗せします。メガバンクの普通預金にお金を預けても年利0.001%ですから、銀行が大きく儲けを出していることがわかります。

さらに消費者金融やクレジットカード会社の中には、金利を上限利息である15~20%と高く設定している場合もあります。年利が15%の場合、100万円を借りると返済額は1年で115万円になってしまいます。

低い金利の会社から借り、なるべく早く返すようにすると利息が抑えられますよ。

カードローンや消費者金融には無利息のプランも!

お金を借りると高い金利がつく場合もあると説明しましたが、実は消費者金融によっては利息が一定期間0円になるプランもあります。

例えばプロミスは、初回利用者向けに「メールアドレス登録とweb明細利用で30日間無利息」というキャンペーンを行っています。

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ただし無利息期間を過ぎると通常の利息がかかるので注意が必要です。

銀行のカードローンやネットキャッシングでも、一定期間無利息で借りられるプランもあるので、短期間で返すアテがある人にはおすすめです。

社会福祉協議会なら無利子で貸付も!生活に困ったら相談しよう

生活に困ったら、まずは社会福祉協議会に相談することをおすすめします。社会福祉協議会は障害者・高齢者・低所得者世帯にさまざまな目的の貸付も行っているんですよ。

この生活福祉資金貸付制度の場合は、連帯保証人を立てることで無利子で、連帯保証人を立てない場合でも1.5%の利子で社会福祉協議会からお金を借りることができます。

全国社会福祉協議会のホームページに記載されている、生活福祉資金貸付制度で借りられるお金の一例を見てみましょう。

  • 敷金・礼金など住宅の入居費用
  • 就職や転職のための技能習得の費用
  • 債務整理に必要な費用
  • 福祉用具などの購入費用
  • 介護サービス・障害者サービスの費用
  • 災害を受けたときに臨時で必要な費用
  • 高校・専門学校・大学に入学・就学する費用(低所得世帯のみ)
  • 滞納している公共料金の立て替え費用
  • 緊急で一時的に生計の維持が困難になったときの生活費用

これらの生活福祉資金貸付制度には審査がありますが、生活に困ったらまずは社会福祉協議会で相談してみましょう。生活支援をあわせて受けられる場合もありますよ。

生活福祉資金貸付制度ってどこで申し込めばいいんですか?
各県と政令指定都市に社会福祉協議会があるので、その窓口で相談してみてください。社会福祉協議会の場所は、社会福祉協議会のホームページで確認できます。

お金を預ける・借りるなら単利と複利を知っておこう!

ここまで利息を抑えてお金を借りることを紹介してきましたが、利子・利息には次の2種類があります。

  • 単利
  • 複利

単利は元のお金に対して付くもので、複利は元のお金に利子・利息を付けた金額に、さらに利子・利息がつくものです。

例えば100万円に対して金利が5%の場合、2年目にいくらになるのか計算をしてみます。

  • 単利→100万円+(100万円×0.05)×2年=110万円
  • 複利→(100万円+100万円×0.05)×1.05=110.25万円

金利が年5%の場合は10年後に単利では150万円、複利では約163万円と約13万円の差が出ます。

長期であるほどこの差は大きくなるので、お金を貸し借りするときは年数と単利・複利を見ることをおすすめします。

元本100万円で年利5%の場合に発生する複利・単利の概算
経過年数単利複利
10年目150万円163万円
20年目200万円265万円

100万円を年利5%のところに20年間預けるだけで、約265万円にもなるんですよ。同じ100万円でもお金を借りた場合は借金が165万円増え、逆にお金を預け投資すると165万円の儲けになります。

お金を借りる場合は単利で金利の設定が低いところ、預ける場合には複利で金利の設定が高いところがおすすめです。

銀行ってたくさんあるじゃないですか。どうやって選べばいいんでしょうか?

 

今オトクなのはネット銀行で、定額預金の年利が0.3%のところもあります。メガバンクの普通預金の年利はすでに0.001%にまで下がって、自由に引き出しができない定期預金ですら高くても0.01%程度です。

金利・利息・利子を正しく知って、お金を賢く使おう

金利・利息・利子の違いを説明してきましたが、いかがでしたか。金利はお金を借りるときは低い消費者金融、お金を預けるときは高い銀行を選ぶのがおすすめです。

また生活に困ってお金を借りるときは、まずは社会福祉協議会に相談してみてください。審査に通り連帯保証人を立てることで、無利息でお金を借りられる場合があります。

もしカードローンや消費者金融でお金を借りるときも、条件はありますが無利息で借りられるプランもあるのでチェックしておきましょう。

お金を預けたり投資するときは、複利で金利の高い商品や銀行がおすすめですよ。ぜひ参考にしてください。

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