初めて利用する方へ

借金を返せないと裁判に!どうにも返済不能なら債務整理しかない

借金を返せないと裁判に!どうにも返済不能なら債務整理しかない

誰もが、できることならば月々順調にカードローンの借入金を返済していきたいと思っています。しかし、思いがけない出費が続いて、なかなか上手にやりくりできないこともありますよね。

返済期日になってもお金を返せず延滞してしまったら、ペナルティーで高い金利がつきますし、信用情報機関に金融事故情報として登録されてしまいます。

さらに延滞が続くと、カードローン会社に「この契約者は悪質だ」と判断されて追加の借入ができなくなります。会社員が長期間延滞をしている場合、給料が差し押さえられて借金していることが会社にバレることだってあります。

延滞が長引かないようにとれる予防策、延滞が長期化してしまったらどうなるのかを知っておきましょう。どうしても借金が返せない時におこなう債務整理や、返済が長期化してしまった人が頼る「おまとめローン」のメリットとデメリットについても解説します。

延滞したらどうなる?まずは延滞日数分に高い金利がつく

カードローンの返済を延滞してしまったら、ペナルティーがあります。

といっても、悪徳業者でない限り、過激な取り立てや暴力を振るわれるようなことはありません。法律で、早朝や深夜に自宅に来たり、職場に押しかけたり、保証人ではない家族に返済を求めることは禁止されているからです。

延滞のペナルティーは、ルールにのっとって行われます。詳しく見ていきましょう。

延滞したら損害遅延金というペナルティーが発生

返済期日までにお金を返済しなかった場合、遅れた日数分に対して通常より高い金利がつきます。

これを遅延損害金とか、遅延利息と呼びます。

遅延損害金=借入残高×遅延損害金の年利×遅延日数/365日

消費者金融のカードローンだと、遅延損害金は上限金利いっぱいの20%に設定しているところが多いです。銀行カードローンでも、上限金利ギリギリに設定されていますね。

会社 損害遅延金の金利
モビット 20.00%
プロミス 20.00%
レイク 20.00%
アイフル 20.00%
アコム 20.00%
オリックス銀行カードローン 5.1~19.9%
みずほ銀行カードローン 19.9%
三井住友銀行カードローン 19.94%

延滞は信用情報機関に登録!延滞続けばカードローン利用不可

延滞をしたら遅延損害金を払うだけではすみません。信用情報機関※に延滞したことが登録されてしまいます。延滞中はずっと登録されたままで、延滞が解消してからも過去に延滞したという事実が登録され続けます。

延滞解消から登録が消えるまでの期間は、信用情報機関によって異なります。全国銀行個人信用情報センターとCICは最長5年、日本信用情報機構は最長1年です。

1回だけや短期間の延滞なら、追加の借入ができなくなるような支障は起こりません。

延滞後にすぐ返済していれば、カードローン会社も「急な出張や給料支払が遅れたなどの事情があるのだろう」と配慮してくれます。

2ヶ月以上延滞していてなかなか返済していないといった場合には、信用情報に「異動」と登録され、新たな借入ができなくなります。

これが「ブラックリストに載った」「ブラック扱い」などと呼ばれる状態です。

信用情報機関とは

カードローンやクレジットカード利用者の信用力を判断するための情報(信用情報)を集めている機関。日本国内には全国銀行個人信用情報センター(銀行系)、株式会社CIC(信販・クレジットカード系)、株式会社日本信用情報機構(銀行、消費者金融、信販系)の3機関があります。

延滞しそうなときにはまずカードローン会社に連絡しよう

ペナルティーを受けないためには、早めに計画的に返済するのが一番です。それでも、冠婚葬祭が続いたとか、給料の支払いが遅れているなどの事情で、どうしても延滞しそうになることはあるでしょう。

そんなときには、事前にカードローン会社にこれらのことを電話連絡してください。

  • 返済が遅れる理由
  • いくらなら返せそうか
  • いつまでに返せるか
消費者金融系のカードローンなら、事前連絡すれば返済期日の変更に応じてくれることもあります。その月は利息分だけ返済するなど、返済額を減らしてくれる場合もあるようです。

延滞するとカードローン会社から連絡が入りますが、事前に連絡しておけば電話がかかってくる心配もありません。

ブラックリストっていう表があるわけじゃないんだね。「ブラックリストに載る」って、チョイワルな感じでかっこいいと思ってたんだけどなぁー
何言ってるのよ、もう。「ブラックリスト」といわれる状態になってしまうと、新規でカードローンを借りられないどころか、今利用しているカードローンでの追加借入もできなくなるのよ。かっこいいなんて、とんでもないわ。

延滞を放置したときの取り立て!給料を差し押さえされる

悪徳業者でないかぎり、ドラマのように「内臓を売れ」だの「家族に払わせろ」といった過激な取り立てはありません。

しかし、書面や電話で「支払ってください」といった催促は何度も来ます。それでも払わない場合には裁判や給料の差押えといった法的手段もとられます。延滞を放置したらどうなるのか、詳しくご説明します。

電話や郵送での督促に応じないと、自宅訪問される

延滞をした場合、まずは電話や書面で「返済してください」という督促(とくそく)が来ます。返済されるまで何度も届きますので、この時点で家族に借金や延滞を知られてしまう可能性があります。

それでも払わない場合は、法律で定められている訪問時間や訪問方法を守った上で、カードローン会社の社員が自宅を訪ねてくるでしょう。

保証会社が督促などを引き受ける場合もあります。銀行カードローンでは、保証会社が契約者の返済能力を保証することで、銀行がお金を貸してくれるシステムになっているからです。

契約者が借入金が返済できない場合には、保証会社が契約者の代わりに一旦返済をします。これを代位弁済(だいいべんさい)といいます。代位弁済が行われる目安は、延滞開始から3ヶ月です。代位弁済が行われると、信用情報機関に登録されます。

代位弁済が実行されても、借金が帳消しになるわけではなく、返済する先が銀行から保証会社に変わっただけです。

保証会社は一括返済を求めてきますが、交渉の上で、分割して返済していくのが一般的です。

収入があるのに返済しないと給料が差し押さえられて会社にバレる

督促してもなかなか返済に応じないカードローン利用者に対して、カードローン会社や保証会社は法的手段に出ることもあります。裁判と強制執行です。

まずカードローン会社(債権者)は、利用者(債務者)に対して、「借金を払って」という裁判を起こします。当然、「きちんと返しなさい」という判決が出るでしょう。

それでも払わない場合、債権者(カードローン会社・保証会社)は裁判所で「債権差押手続」をします。

この手続が認められたら、債権者は債務者の預金や給料を差し押さえることができます。

給与を差し押さえる場合、裁判所から会社に「債券差押通知書」が送られます。

この時点で、あなたがカードローンを延滞していることが、会社に知られてしまいます。

通知書を受け取った会社は、カードローン会社(債務者)に対して支払いをする義務を負います。ただし、給料全額が差し押さえられるわけではなく、このように上限が決まっています(民事執行法152条)。

  • 給料の1/4まで
  • 33万円を超える部分の全額
返済を延滞していると、保証会社が代わりに払ってくれるのね。保証会社って親切な会社だね!
親切で保証会社をやっているわけないでしょ。銀行に返済する代わりに、保証会社に返済しないといけないのよ。ちなみに、銀行カードローンの保証会社は、同じ銀行グループに所属している消費者金融がつとめていることが多いわ。

借金を返せないときの最後の手段!債務整理の基礎知識

延滞しすぎて利息が膨らみ、今の給料ではどうしても借金を返すのが難しいとか、無職になってしまって返済のあてがない場合には、弁護士などの専門家に相談して債務整理をするという最終手段があります。

債務整理とは、借金を減額したり、持っている資産を全て処分することで借金を帳消しにしたりすることです。主に任意整理、民事再生(個人民事再生)、自己破産の3種類があります。

また、返済途中で払い過ぎた利息の返還をもとめる「過払い金請求」をした場合も、債務整理にあたります。それぞれの特徴と違いについて説明します。

将来の利息を免除する任意返済!返済額が多いのはデメリット

最も一般的な債務整理の方法は、任意整理です。任意整理では、債権者と弁護士や司法書士が直接交渉をして、カードローン契約者の負担が少なくなる返済方法を決めます。

例えば、上限金利を超える高い金利でお金を借りていた場合は、払いすぎている利息を減らします。

長期で少しずつ返せるような分割払いにしたり、将来の利息を免除する交渉もします。

とても良い方法に思えますが、個人再生や自己破産に比べると、返済額が大きく減ることはありません。信用情報機関に登録されるので、いわゆるブラックリストの状態になり、5年間は借入ができなくなるデメリットもあります。

弁護士や司法書士に支払う報酬は、1社につき2~数万円程度で、別途借金を減額できた額などに応じて成功報酬が必要になるところもあります。

    <任意整理のメリットとデメリット>

  • たいていの場合、将来の利息が免除される
  • 比較的少額で、裁判を経ずに手続きできる
  • 返済額が大きく減ることはない
  • 最長5年間は借入ができなくなる

借金を減額してもらう民事再生は手続きに半年かかる

民事再生は裁判所に申し立てをして行います。小規模個人再生と給与所得者等再生の2種類があり、会社員ならどちらでも手続きできます。

小規模個人再生のほうが返済額を少なくする効果が高いので、小規模個人再生を選ぶ人が多いです。

小規模個人再生では、債務を1/5程度にまで減額してもらい、3~5年くらいかけて返済するという再生計画を立てます。自己破産だと住宅などの資産を処分しないといけませんが、個人再生では資産を手放す必要はありません。

借金額 最低限返済しないといけない額
100万円未満 全額
100~500万円未満 100万円
500~1,500万円未満 借金額の1/5
1,500~3,000万円未満 300万円
3,000~5,000万円未満 借金額の1/10

民事再生が認められる条件は、継続して収入を得る見込があることと、借金が5,000万円以下であることです。再生計画が認められて返済が始まったあと、また延滞してしまったら、再生計画が取り消されて個人再生する前の状態に戻りますので注意してください。

小規模個人再生が認められるまでには半年くらいかかるのが一般的で、費用は30~数十万円程度です。借金が減額される額が増える分、費用も高くなりますね。

デメリットは任意整理同様、ブラックリスト状態になり、5~10年間借入ができなくなることです。保証人がついている場合には、免除された借金分は保証人のところに取り立てがいくため、保証人に迷惑をかけることにもなります。

    <個人再生のメリットとデメリット>

  • 返済額が大きく減る
  • 資産を処分しなくてもいい
  • 費用が比較的高い
  • 最長10年間借入できなくなる
  • 官報に氏名と住所が載る
  • 保証人に迷惑をかける
  • 再生計画どおりに返済できない場合には計画取消になる

借金の帳消し!手持ちの財産を全て処分して自己破産

自己破産は裁判所に申し立てをして、20万円を超える資産(現金は99万円を超える金額)はすべて処分して債権者にわたし、借金をチャラにします。借金が免除されることを「免責」といいます。過去7年間に免責された経験がある人は、申し立てできません。

デメリットとしては、自己破産すると借入は最長10年間できなくなり、個人再生同様に官報にも載ってしまいます。費用も比較的高く、借り入れしている会社数などにもよりますが、20万円~数十万円かかるのが一般的です。

さらに、自己破産の手続きは6ヶ月くらいかかりますが、その間は警備員や保険募集人など、特定の職業につけないという決まりもあります。

借金がなくなるという大きなメリットがある分、デメリットや制約も大きいんですね。

個人再生同様、自己破産の場合にも、免責された借金の取り立てが保証人のところに来るので、保証人に迷惑をかけることになります。ただ、カードローンの場合は保証人や連帯保証人がつくことはほとんどありません。

    <自己破産のメリットとデメリット>

  • 借金が免責される
  • 資産を処分する必要がある
  • 費用が高い
  • 最長10年間借入できなくなる
  • 官報に氏名と住所が載る
  • 保証人に迷惑がかかる
  • 手続き期間中は特定の職業につけない

払い過ぎた利息が返ってくる!返済中の過払い金請求は債務整理

上限金利を超える利息を支払っていた場合、払い過ぎた利息を業者から返してもらう「過払い金請求」が可能です。長期間返済を続けている人は、過払い金が発生している可能性が高いです。

過払い金請求は返済中も完済後も行うことができ、返済中に行う場合は債務整理扱いです。

払い過ぎた利息が大きい場合、返ってきた過払い金と相殺して借金が完済できる可能性もあります。この場合、信用情報機関に登録されるケースはほとんどなく、登録されたとしても過払い金請求の手続きが終われば解除されます。

一方、請求したものの過払い金がなかった場合や、過払い金が返ってきてもまだ借金が残った場合は、「任意整理を行った」として信用情報機関に登録され、5年間は新たな借入ができなくなります。

貸金業者から取引履歴を取り寄せ、自分で過払い金を計算し、直接業者と過払い金請求の交渉を行うこともできます。しかし、計算が違ったり、思いがけず過払い金が返ってこないこともあるので、まず司法書士や弁護士に相談することをおすすめします。

返済中の過払い金請求手続きの費用は1社につき2~数万円程度で、取り戻せた過払い金からさらに成功報酬を支払います。過払い金があるかどうかの計算だけなら、無料でやってくれるところも多いですよ。

    <返済中の過払い金請求のメリットとデメリット>

  • 払い過ぎた利息が返ってきて、借金と相殺できる
  • 費用が比較的安い
  • 過払い金が返ってきても債務が残る場合、最長5年間借入できなくなる

債務整理については自己破産だけじゃない!債務整理の種類と方法を徹底紹介、過払い金請求については過払い金返還請求の時効は10年!手続き方法や費用を解説で詳しく説明しています。

自己破産っていう言葉の響き、何だか怖いなぁ。弁護士や行政書士に相談するのも、なんだかハードルが高いし、自分でなんとかできない?
過払い金請求なら、自分で書類を請求して、業者と交渉することもできるわ。でも、1から自分で調べて行動するのは大変だし、間違いがあっても誰も指摘してくれないでしょ?やっぱり、専門家に相談するのがおすすめよ。

おまとめローンのデメリット!借金が減らず利息負担が増える

「借金で頭がいっぱいになったらおまとめローン」というCMが流れています。おまとめローンは複数のカードローン会社から借入金がある「多重債務者」向けで、特に、延滞が続いて返済が長期化した人が頼る商品です。

CMのイメージから、「おまとめローンには、返済を楽にしてくれる効果があるんだろう」とぼんやり考えている人も多いでしょうが、おまとめローンでも返済が楽にならないケースもあります。おまとめローンの概要と、メリットとデメリットを詳しくご紹介します。

おまとめローンは多重債務者向けローン商品

おまとめローンは、いくつものカードローン会社で借入をしている多重債務者向けの商品です。複数の貸金業者から借りているローンを借り換えして、ひとつのローンにまとめます。

おまとめローンで資金を借りて、今借りている業者への借入金を全て返済し、新たにおまとめローンに返済していくという仕組みです。

会社によっておまとめローンの名称は異なり、アコムなら「貸金業法に基づく借換え専用ローン」、アイフルなら「おまとめMAX(貸金業法に基づく計画返済支援おまとめローン)」といった専用商品を用意しています。おまとめローン専用商品でお金を借りた場合、他業者への返済以外に使うことはできない決まりです。

専用商品を用意していないカードローン会社や銀行でも、まとまった額を借りて、借入金をまとめることは可能です。オリックス銀行などは「おまとめにも使えます」と積極的にアピールしています。

会社 おまとめローンの商品名
プロミス おまとめローン
アイフル おまとめMAX
アコム 借換え専用ローン

おまとめローンのメリットは返済の管理がしやすくなること

おまとめローンのメリットは、ひとつの会社に借入金をまとめることで借入金額が増え、複数業者で借りているよりも金利が減る可能性があることです。銀行カードローンで借り換えができた場合は、複数の消費者金融カードローンで借りているよりも、かなり金利が安くなります。

「消費者金融で金利18%で借りていたものが、12%まで下がって、かなり負担が軽減された」という体験談もあります。

さらに、返済期日がまとまって管理しやすくなります。複数業者で借りていると、毎週のように返済期日がやってきて、精神的な負担が大きくなります。どれがいつ返済期日なのかがわからなくなり、結果として延滞してしまうこともあるでしょう。

おまとめローンにすれば返済期日の管理も楽ですし、月々の返済額を減らせる可能性もあります。

おまとめローンのデメリットと注意点!返済額は減らない

「おまとめローンで借金が減る」と勘違いしている人が多いようですが、おまとめローンは借入金をひとつにまとめるだけで、総額は全く減りません。

また、月々の返済金額の負担が少なくなることはメリットでもありますが、返済期間が長くなって利息が膨らむというデメリットもあります。せっかく金利が低いところで借りられたとしても、これではメリットがありません。

さらに、おまとめローンで借りる際にも審査があります。多重債務者、返済が遅れがちの人は「返済できないリスクが高い利用者」だと判断され、高い金利でおまとめローンを借りることになる可能性もあり、結局、期待したほど金利が下がらないケースもあります。

良い条件でおまとめローンが利用できれば万々歳ですが、おまとめローンだからといって必ずしも良い条件になるとは限らないことに注意してください。

「おまとめローンって何となく良さそう」というイメージだけで安易に借り換えを検討するのではなく、本当に返済総額が減っていくのか、楽になるのかを考えましょう。

おまとめローンは「救世主みたいなローン」だと思ってたけど、実際はそうならないこともあるんだね。
そうね。いろんな会社から借入をして返済が苦しくなってくると、深く考えずにおまとめローンに頼る人も多いの。だけど、おまとめローンで必ず楽になるわけではないってことは、覚えておくべきだわ。おまとめローンを考えるなら不動産担保ローンは比較的おすすめよ。

返せる額だけ借りること!延滞が長引きそうなら専門家に相談

延滞をすると遅延損害金というペナルティーがつきます。それくらいで済んでいればまだいいですが、延滞が長期間におよぶと、内緒にしておきたい延滞の事実が家族や職場に知られてしまう可能性もあります。それは本当に嫌ですよね。

延滞を防ぐためには、まずは確実に返済できる額だけ借りること。そして早めの返済を心がけることが大切です。

それでも、どうしても返済ができなくなったら、債務整理という方法があります。もちろん、債務整理にも費用がかかりますし、借入ができなくなるデメリットもあります。

しかし、ひとりで悩んでいる間にも、利息が増えて借金の額は大きくなっていきます。「もう計画通りの返済ができそうにない」と感じた時点で、勇気を出して専門家に相談しましょう。債務関係の無料相談会も実施されていて、おまとめローンにすべきか、債務整理すべきかも含めて相談が可能ですよ。

おすすめ記事だよー

閉じる
閉じる