お金の勉強

銀行の使い方と水道光熱費契約を変えて貯金する方法

銀行の使い方と水道光熱費契約を変えて貯金する方法

「少ない給料でもなんとか貯金したい」って誰もが思います。

節約レシピを試したり、照明をこまめに消したり、シャワーの時間を短くしたり・・・

だけど最初は頑張って節約を意識していても、面倒くさくなってしまったり、我慢していた反動でついつい浪費してしまうことってありますよね。

「意識を変える」「生活を変える」ももちろん大事ですが、電気やガスの契約を見直すとか、銀行を利用して強制的に給料を貯金に回す仕組みを作るほうが、節約や貯金には有効かも。

節約術を実践するのに疲れてしまった人は、ここで紹介する方法を試してみませんか。

銀行と財形を活用して強制的に貯金する仕組みを作る

節約の記事や本を読んで「どれもチマチマやる感じで性に合わないし、意識だって変えられたらとっくに変えてるし、こんな苦労しないし」と思う人は多いのではないでしょうか。

そんな人に必要なのは、水道光熱費などの固定費の契約を根本から見直すことに加え、給料が入ったら強制的に貯金できる仕組みを作ってしまうことです。

「あるだけつい使ってしまう」という人は、使えないようにしてしまえばいいんです。

強制的に貯金できる積立定期預金と財形貯蓄

積立定期預金はあらかじめて決めておいた金額を、毎月自動で普通預金から定期預金に移して積み立てる預金です。

これなら「貯金に回したかったお金にまで手を付けてしまった」ということが起こりません。

ネット銀行だと1,000円から始められるところもあるので、貯蓄に回せる額が少ない人はネット銀行のほうがおすすめです。

銀行 月々の最低積立額(※1)
みずほ銀行
みずほ積立定期預金
5,000円
三菱東京UFJ銀行
自動つみたて定期預金
10,000円
ソニー銀行
積み立て定期預金
1,000円

勤務している会社に財形貯蓄制度があるなら、それを利用するのも効果的。給与天引きで専用口座に貯蓄していくので、生活費を差し引いた金額を財形に回せば、意識しないでも貯金が増えます。

財形貯蓄のうち、財形年金貯蓄と財形住宅貯蓄の合計で最高550万円までの元本から生じる利子が非課税となります。そのため普通に銀行に預けるよりもお得です。

つい使ってしまうなら定額自動振込サービスでお金を分ける

貯金に回す額を確保しても、浪費癖がある人は「つい使い過ぎて家賃や水道光熱費が足りない」ということもあります。それなら、給料が入ったら固定費を別口座に移してしまい、固定費の口座には手がつけられないようにしましょう。

銀行の「定額自動振り込みサービス」を使えば、あらかじめ決めておいた金額が、決めておいた口座に自動で振り分けられます。

給与振込口座から、固定費を別口座へ自動で移してしまえば、残った金額しか使えません。

(1)家賃:引落口座または大家さん(管理会社)の口座へ
(2)水道光熱費や通信費:引落口座へ
(3)残った額:その他の生活費(食費や交際費など)

定額自動振り込みサービスは、有料の銀行もあれば、条件を満たせば無料の銀行もあります。

銀行 振込手数料(※2)
三井住友銀行
定額自動送金
きちんと振込
  • 3万円未満:0~432円
  • 3万円以上:0~648円
  • 振込手数料とは別に取扱手数料が1回につき108円必要
楽天銀行
毎月おまかせ振込予約
  • 3万円未満:165円
  • 3万円以上:258円
  • 条件を満たせば無料になる(回数制限あり)※1
住信SBIネット銀行
定額自動振込サービス
  • 0~154円
  • 条件を満たせば無料(回数制限あり)※2

※1 ハッピープログラム会員で給与受取利用
※2 取引実績によるランク付けで2以上(預金残高、住宅ローン、外貨預金、SBIハイブリッド預金などの利用が必要)
(2016年12月現在)

なるほどね。いつも「気づいたら今月もカツカツ」だから、強制的に貯金したり固定費の口座をわけるのはいいかも。
でしょ。ポイントは自動でできるようにして手間をなくすことと、お給料が入ったらできるだけ早く口座をうつすことよ。

チマチマやるのが苦手なあなたに!電気契約を根本から見直す

電気代の節約というとこんなことがよく言われますよね。

  • こまめに電気を消す
  • 家電を使わないときはコンセント抜く
  • エアコンのフィルターを掃除する
  • エアコンの代わりに扇風機を使う
  • 夏は図書館などでクールシェア
  • 蛍光灯をLEDに変える
  • 炊飯器の保温機能を使わない
  • 冷蔵庫の中をぎゅうぎゅうにしない
  • クレジットカード支払いでポイントを貯める

ですが、もっと根本的に見直すべきなのは電気の契約です。アンペア数、契約プランを見直してみましょう。

一人暮らしの電気代は契約アンペア数を見直して節約

電力会社を変えるのは面倒という人も、今の電力会社で契約アンペア数を見直せば節約につながります。

電力会社の一般的な契約プラン「従量電灯プラン」の場合、契約アンペア数によって電気の基本料金が変わります。アンペア数を落とせば基本料金が安くなります。

契約アンペア 基本料金(円/月)
10 280.80
15 421.20
20 561.60
30 842.40
40 1,123.20
50 1,404.00
60 1,684.80

(東京電力従量電灯Bプラン)
(2016年12月現在)

自分が今何アンペアで契約しているかは電気料金のお知らせを見ればすぐわかります。一般的な家庭だと30アンペアでの契約が多いです。

電気ご使用量のお知らせ(検針票)

ただしアンペア数を落とすと、一度に使える電気の量が減ります。安いからといって、一気にアンペア数を落とすと、ブレーカーが落ちまくって不便です。

いくらのアンペア数を契約したらいいかは、どんな家電を同時に使っているか考えて決めましょう。

アンペア数が大きいのは電子レンジや炊飯器、ドライヤーなどです。それに加えて、常に電気を使っている冷蔵庫や照明、夏・冬のエアコンも計算に入れてください。

家電 アンペア数(A)目安
(機種・使い方によって異なる)
エアコン 冷房5.8A
暖房6.6A
ホットカーペット3畳用 8.0A
液晶テレビ 2.1A
冷蔵庫450リットル 2.5A
電子レンジ 15.0A
炊飯器 13.0A
ドライヤー 12.0A
掃除機 10.0A

アンペア数が大きな家電を同時に使うことがないなら、20Aくらいでいいはずです。

大家族ならアンペア数見直しより契約プラン変更がおすすめ

一人暮らしだと同時に使う家電の数も限られますからアンペア数の見直しが節約につながりますが、家族がいるとアンペアを下げるわけにもいきませんよね。

その場合、契約プランを見直すのがおすすめです。

アンペア数で契約する従量電灯プラン以外にも、電力会社にはさまざまな料金プランがあります。夜の電気代が得になるプランや、オール電化住宅向けプラン、大家族向けプランなどを検討すると安くなる可能性があります。

電力会社の公式WEBサイトで今のプランを比べていくら安くなるか試算もできるので試してみてください。

結婚したり子どもが生まれたり引越したり、生活に変化があったら、その都度契約プランを見直しましょう。

アンペア数を変更したいときってどうしたらいいの?
電力会社によってちょっと違うけど、ネット、電話、FAXなどで簡単に変更できるわよ。

プロパンガス代の節約なら契約業者を見直し

ガス代も馬鹿になりませんよね。特に冬はどうしてもガス代が高くなりがちです。「ガス代節約のために実践すべき!」とよく言われるのはこんなことです。

  • 浴槽のふたを活用したり、自動追い炊き機能を切って、追い炊きを減らす
  • シャワーの時間を短くする
  • 節水シャワーヘッドを使う
  • 料理するときはガスコンロの火を中火にする
  • 調理に電子レンジや炊飯器を活用してガス利用を減らす
  • 洗い物でお湯を使わない(手袋をして水洗い)
  • クレジットカード支払いでポイントを貯める

ですが、電気同様にガスも契約自体を見直した方がいいかもしれません。

ガス代は都市ガスよりプロパンガスのほうが高くなる

基本的にガス料金はプロパンよりも都市ガスのほうが安くなるので、都市ガスが利用できる地域なのにプロパンガスを契約しているなら、都市ガスに乗り換えましょう。

都市ガスの料金プランでも、床暖房や家庭用燃料電池(エネファーム)を利用すると利用料金が安くなるので、初期費用が掛かってもいいなら検討する価値があります。

プロパンガスしか使えない地域なら、いくつかのプロパンガス会社を比較して安いところと契約するのがおすすめです。

プロパンガスの値段はガス会社が自由に設定できるので、業者によってかなり値段が違います。「ガス代高いなぁ」と感じたら、他の業者と比べてみましょう。

オール電化じゃなければガスなし生活は不便すぎる

賃貸物件に住んでいる場合、プロパンから都市ガスへの乗り換えや、プロパン業者の変更は大家さんとの交渉も必要なので難しいことが多いです。そのため、思い切ってガスを解約して、ガスなしで生活している人もいます。

ただオール電化住宅以外でのガスなし生活はかなり不便。キッチンについてはガスボンベを使うコンロやIHコンロを使えば万事解決ですが、問題はお風呂です。

電気でお風呂を沸かせる機械も売っていますが、お風呂を沸かすのに7時間くらいかかってしまいます。とても便利とは言えません。

「スーパー風呂バンス1000」の画像

参照元:Amazon
電気でお風呂を沸かせる機械があるなんて知らなかった!
災害時にガスが復旧しないときにも使えるので、非常用としても人気があるみたいよ。

水道料金は自治体によって大きな差がある

水道代節約のため、こんなことを実践している人も多いのではないでしょうか。

  • トイレの小レバー・大レバーを使い分ける
  • 節水シャワーヘッドに交換
  • お風呂の残り湯を洗濯に使う
  • 食器は貯め洗い
  • 雨水タンクを活用する

水道は自治体の水道局が管理しているので、契約を見直すことはできません。ただ引越しするときには意識したいことがあるので紹介します。

井戸や浄化槽を使っている賃貸は上下水道代が安くなる

郊外の賃貸物件だと、上水が井戸水だとか、下水が浄化槽だということがあります。

井戸水には上水道代がかからないことが多く、浄化槽は下水道代が割安になることが多いので、そういった物件を探してみるのもいいかもしれません。

浄化槽は公共下水が整備されていない郊外などで使われている下水処理設備です。汚水をきれいにしてから川などに流すためのもので、アパートの敷地などに埋めてあります。

賃貸では大家さんが浄化槽にかかる費用を負担するので、公共下水(本下水)より下水道代が安くなることが多いです。ただ浄化槽の維持費を共益費に上乗せすることがあるので、共益費が相場に比べて高くないかも確かめましょう。

また、公共下水が整備されている地域では浄化槽から公共下水への切り替えが推進されているので、浄化槽の賃貸は今後どんどん少なくなっていくはずです。

ちなみに井戸水については、さすがに上水が井戸水だけという物件は少なくて、公共の上水道も使えるところがほとんどです。公共上水を使えば水道代がかかります。

引越し先で迷ったら水道料金が安いほうに住んでみる

水道料金は自治体によって大きな差があります。人口や、水源の違いによる水質浄化の手間の違いによって、水道局の収支が変わってくるからです。

引越し先としていくつかの自治体が候補にあるなら、水道局のWEBサイトで料金を比べてみて、安いほうに決めるのもいいですね。

母子家庭や障害者世帯なら水道料金の減免制度を活用する

自治体によっては、水道料金の一部免除制度を設けているところがあります。(※3)

自治体によって減免を受けられる条件には違いがありますが、生活保護を受けている家庭や母子家庭・父子家庭(児童扶養手当を受給している家庭)、要介護認定を受けた人がいる家庭などが対象になります。

東京都
  • 生活扶助(生活保護)受給
  • 児童扶養手当受給、特別児童扶養手当受給
  • 高齢福祉年金受給
  • 生活支援給付受給(中国残留孤児)
神奈川県
  • 児童扶養手当受給、特別児童扶養手当受給
  • 遺族基礎年金受給
  • 知的障害者・身体障害者・精神障害者・重複障害者
  • 要介護者
名古屋市
  • 生活扶助(生活保護)受給
  • 児童扶養手当受給、特別児童扶養手当受給
  • 高齢福祉年金受給
  • 障害基礎年金受給
  • 生活支援給付受給(中国残留孤児)
大阪市 2013~2014年にかけて減免制度(福祉減免)廃止

全額免除になるわけではなく上限がありますが、条件にあてはまるなら利用しましょう。申請の窓口は水道局や市役所の福祉課です。住んでいる自治体で確認してください。

水道料金って世帯によっては減免されるんだね。自治体の制度も調べてみなきゃ。
そうね。他にも節約に使える自治体の制度って多いのよ。この記事も参考にしてみてね。

まだdocomoなの?格安スマホで通信費激減

水道光熱費以外の固定費、NHK受信料とスマホ利用料金も料金の支払い方法や契約を見直して節約できますよ。

NHKの受信料は1年間前払いで年2,000円節約

NHKの受信料を月払いしているなら、1年間前払いに変更しましょう。

BS契約の場合、年間約2,000円の節約になります。(※4)

地上
衛星
1ヵ月あたり
月額 1,260円
2,230円
1,260円
2,230円
2カ月前払い 2,520円
4,460円
1,260円
2,230円
6ヵ月前払い 7,190円
12,730円
1,198.333円
2,121.666円
12カ月前払い 13,990円
24,770円
1,165.833円
2,064.166円

(口座・クレジット払いの金額)
(2016年12月現在)

またNHK受信料も一部世帯では全額免除・半額免除の制度があります。あてはまるなら自治体で証明を受けてNHKに申請しましょう。

全額免除
  • 生活扶助(生活保護)受給
  • 生活支援給付受給(中国残留孤児)
  • 市町村税非課税の障害者
半額免除
  • 視覚・聴覚障害者
  • 重度の身体・知的・精神障害者
  • 重度の戦傷病者

格安スマホの節約効果大!月5,000円以上安くなる!?

人気が高まっている格安SIMも、節約効果は絶大です。

Docomo、au、Softbankなどの大手キャリア利用者で「スマホ代が高い」と悩んでいる人は、ぜひ検討してみてください。スマホの月額料金が半額以下になることも期待できますよ。

私はSoftbankから楽天モバイル(3GBプラン)に変更しましたが、月々8,000円以上かかっていた利用料金が、今では通話がちょっと多くなった月でも2,400円程度です。

5,600円×12カ月=67,200円なので、年間7万円近く節約できていることになります。むしろそんなに無駄に払っていたことが恐ろしいです。

格安SIMってそんなに安くなるんだね!でも手続きが難しそう。docomoとかみたいに店頭でスタッフさんがやってくれるなら知識がなくても安心だけど。
イオンモバイルやBIC SIMなど家電量販店の店頭で契約できる格安SIMもあるし、楽天モバイルは路面店もあるわよ。

「仕組み」を変えて貯金と水道光熱費と通信費の節約をしよう

強制的に給料を貯金に回す方法や、契約そのものを見直して水道光熱費などの固定費を節約する方法を紹介してきました。

この方法なら、一度仕組みを作ったり契約を変更してしまえば、あとは貯金・節約効果がずっと続きます。もちろん電気やガス、水を無駄遣いしない努力は大事ですが、あまり無理をするのも苦しいし続かないものですから、これまでの節約術に疲れてしまった人はぜひ実践してみてください。

あともうひとつ!節約に勤しんでいる人は、フリマやネットオークションをよく利用すると思います。

普通のネットオークションもいいですが、Yahoo!の官公庁オークションなら車や厨房用品、事務用品、金券などがかなり安くから入札スタートします。特に事業をやっている人にはお勧めの商品が多いので、一度覗いてみてはいかがでしょうか。

この記事では、次のリンク先の内容を参考にしました。

定期預積立預金金(※1)
・みずほ銀行積立定期預金
https://www.mizuhobank.co.jp/saving/tsumitate/t_teiki.html
・三菱東京UFJ銀行 自動つみたて定期預金
http://www.bk.mufg.jp/tameru/yen/tsumitate/btm/index.html
・ソニー銀行 積み立て定期預金
http://moneykit.net/visitor/dc/dc09.html
・財形貯蓄について
http://www.zaikei.taisyokukin.go.jp/service/save/pension.php

定額自動振り込みサービス(※2)
・三井住友銀行
http://www.smbc.co.jp/kojin/furikomi/soukin/index03.html
・楽天銀行
http://www.rakuten-bank.co.jp/transfer/entrust/
・住信SBIネット銀行
https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i900500CT/PD/shouhin_furikomi_06

水道料金の減免制度(※3)
・東京都水道局
https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/tetsuduki/ryokin/genmen.html
・神奈川県
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f8002/p28867.html
・名古屋市上下水道局
http://www.water.city.nagoya.jp/category/10500ryoukin/1310.html
・大阪市 水道局
http://www.city.osaka.lg.jp/suido/page/0000015336.html

NHKの受信料について(※4)
https://pid.nhk.or.jp/jushinryo/about_3.html
https://pid.nhk.or.jp/jushinryo/taikei-henkou.html

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