三井住友銀行カードローンを半年~1年以上使っている人は、利用実績や信用情報に問題がなければ限度額の増額ができます。
増額申請前に、必ず増額審査のポイントを確認しておきましょう。
当記事では、三井住友銀行カードローンの増額審査で有利になるポイントを解説。また三井住友銀行カードローンで増額するメリットについても解説します。
「増額をする予定はないけれど、三井住友銀行からカードローンの増額案内がきた」という人も、この機会にぜひ検討してみてくださいね。
三井住友銀行カードローン増額審査の3つの注意点
冒頭でもお伝えしたように、カードローンの増額審査に落ちると限度額(極度額)の減額
やカードローンの利用停止の恐れもあります。
そのため増額申請を行う前に、「増額審査が通りそうかどうか」を確認しておきましょう。
まずは増額審査における注意点を解説します。自分でできる審査対策もあるので、少しでも審査に有利な状態に近づけておくのがオススメです。
順番に、詳しい内容を見ていきましょう。
1、信用情報にキズがないか増額前に確認しておこう
カードローンを新規契約する際の審査と同様、増額する場合も信用情報※が判断材料となります。
クレジットカードやローンの利用履歴のことです。申し込み内容や契約内容、借り入れ・返済(支払い)状況が記載されています。
信用情報に次のような情報が記録されていたら、増額審査に落ちる可能性が高いです。
- 支払いや返済の延滞
- 債務整理
- 任意整理
- 自己破産
- 個人再生
このような金融事故があると「返済能力がない」と見なされます。また信用情報は一定の期間を過ぎると消えるため、「最近金融事故があった」と判断されることで、ますます印象が悪くなってしまうんです。
信用情報の開示請求や、信用情報の見方については次の記事で解説しています。
また他にローンを組んでいる場合は、解約できるものがないか確認しておきましょう。
他のローンに関する状況も信用情報を見れば分かるので、審査に影響してしまうからです。
可能であれば、他のローンは増額申請前に完済し、解約しておきましょう。カードローンを解約するメリットや解約方法については、次の記事を参考にしてください。
2、三井住友銀行カードローンの利用実績も重要
カードローンの増額審査では、その銀行カードローンの利用履歴も見られます。利用履歴が増額審査に有利な状態か見ておきましょう。
判断基準は次のとおりです。
- 利用回数が少なすぎないか
- 遅延・延滞せず返済できているか
利用回数が少ないと、「返済能力・返済意思があるのか」を確認できないため、増額審査において不利になりやすいです。
適度に借り入れして遅延・延滞なくしっかり返済できている人や、任意返済(随時返済)で早めに完済できた人は「優良顧客」と見なされ、増額審査で好印象ですよ。
三井住友銀行カードローンの返済のポイントについては「三井住友銀行カードローンの返済方法と返済シミュレーションの活用法」で解説しています。
3、収入が契約時より低かったら増額審査落ちの可能性が高い
カードローンやクレジットカード、その他のローンの利用状況(利用履歴)に加えて、収入の変化も増額審査に影響します。
もし自分がお金を貸す立場だったら、年収が高い人にはそれなりの金額を貸せるもん。
そうだね。
逆に収入が少なかったり、安定してなかったりしたら、それに見合わないような高い金額を貸すのは不安になっちゃうよね。
また収入がさほど変わっていなくても、転職によって勤務年数が短い状態になった場合も要注意。
属性の低下により、増額審査で不利になりやすいです。
三井住友銀行カードローンで増額するメリット
それなら、もう1つカードローンを契約すればいいと思うんだけど。
確かに、複数のカードローンを契約している人もいるわね。
でもカードローンの契約先を増やすより、増額したほうが低金利よ。それに増額によって、今より金利が下がる可能性だってあるの。
それに利用するカードローンが1つだけなら、お金の管理も楽にできるよ。
三井住友銀行カードローンで増額するメリットは次の2つです。
それぞれ詳しく解説します。
1、三井住友銀行カードローンで増額すると低金利になる可能性も
三井住友銀行カードローンの場合はどうでしょうか。限度額と金利の関係から見てみましょう。
次の表は、三井住友銀行カードローンの商品説明書に記載されている限度額と金利です。金利の目安は、限度額100万円ごとに設定されています。
限度額 | 金利 |
---|---|
100万円以下 | 12.0%~14.5% |
100万円超 200万円以下 | 10.0%~12.0% |
200万円超 300万円以下 | 8.0%~10.0% |
300万円超 400万円以下 | 7.0%~8.0% |
400万円超 500万円以下 | 6.0%~7.0% |
500万円超 600万円以下 | 5.0%~6.0% |
600万円超 700万円以下 | 4.5%~5.0% |
700万円超 800万円以下 | 4.0%~4.5% |
でも、この表を見ても「どれくらい金利が下がるのか」とか「そもそも金利が下がるのか」までハッキリ分からないのが残念だなぁ。
カードローンの限度額や金利は、審査結果が出るまでは分からないからね。でも限度額が高いほど金利が低くなっているのは確かだよ。
「増額と合わせて金利も見直してほしい」という人は、増額申請する際に三井住友銀行へ相談してみるのがオススメ。
また少しではありますが、限度額が高いほど金利の幅は狭いです。
そのため増額する限度額が同じでも、「いくらから増額するか」で金利の減り方が変わります。
次の条件を例に、100万円増額した場合の金利を比較してみましょう。
Aさん | Bさん | |
---|---|---|
増額前の限度額 | 100万円 | 700万円 |
増額前の金利 | 12.0% | 10.0% |
増額後の金利 | 4.5% | 4.0% |
Aさんは2%金利が下がっているのに対し、Bさんは0.5%しか金利が下がっていないことが分かりますね。
もちろん限度額が高いほうが金利は低いけど、限度額が低い人のほうが金利を下げやすいね。
特にカードローンを初めて契約した人は限度額が低く設定されている場合が多いから、限度額を大幅に引き上げて一気に金利を安くできる人もいるよ。
2、カードローンの複数利用より増額のほうが低金利で便利
「限度枠を増やしたいなら、もう1つカードローンの契約をすればいいのでは?」と思う人もいますよね。実際に複数借り入れをしているカードローン利用者もいます。
しかしカードローンは、複数利用より増額のほうが断然オススメ。その理由は、次のとおりです。
- 増額したほうが低金利
- お金の管理がしやすい
でも1つのカードローンにまとめた状態なら、限度額が高くなるから金利も低くなるの。
複数のカードローンを利用している場合、返済日や返済用口座、ATMが違うと、返済の手間が増えてしまう場合もあります。
また各カードローンの返済額を確認しなければならず、お金の管理が面倒です。
複数のカードローンを利用している人は、おまとめローンも検討してみるといいでしょう。
おまとめローンのメリットや注意点、審査基準については、次の記事を参考にしてください。おまとめローン向けのカードローンも紹介していますよ。
三井住友銀行カードローンの増額申請方法【土・日・祝日も可能】
三井住友銀行カードローンの増額は、電話またはローン契約機で行なってください。
電話で申し込む場合は、三井住友銀行カードローンプラザ(0120-923-923)へ。
三井住友銀行カードローンプラザの受付時間は9時~21時で、1月1日以外は土・日・祝日も受け付け可能です。
ローン契約機は三井住友銀行本支店内やSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)の店舗に設置されています。
三井住友銀行カードローンの増額に関する重要ポイントをおさらい
限度額を増額できれば、今より低金利でお金を借りることも期待できます。
今後の返済額を節約するために、増額して利息を抑えておくのもオススメですよ。
増額申請は、カードローンの増額審査における基準も確認してから行いましょう。他社での借り入れがあれば、完済して解約しておいたほうが安心です。
増額審査に落ちたら、限度額を減額されたり、カードローンが利用停止になったりする恐れもあります。このような人は「これ以上お金を借りるのは危険」という状態になっている可能性が高いです。
まずは利用中のローンを確実に返済していくことを最優先に考えましょう。