カードローンを申し込むとき「審査が通るかどうか」は気になりますよね。審査が甘いカードローンがないか、探している人も多いのでは。
結論からいえば、審査が甘いカードローンなんてありません。
しかしカードローンの審査基準を知り、できる限りの審査対策をしておくことで、キャッシングの審査に通るという場合もあります。
この記事ではカードローン審査が甘くない理由や、闇金・詐欺の被害例、カードローンの審査対策などを解説します。審査が不安な人はぜひ役立ててください。
カードローンの審査は甘くない!返済能力・意思を客観的に判断される
カードローンには「手軽なキャッシング方法」というイメージもありますよね。また「即日審査」「即日融資」など対応がスピーディーなカードローンも多いため「審査が甘いのでは」と思う人もいるかもしれません。
しかしカードローンの審査は甘いものではないのです。
もしあなたが、誰かに「お金を貸して」って言われたらどうしますか?きちんと返してくれそうな人にしか、貸せないのではないでしょうか。
では次の章から、カードローンの審査ではどのようなポイントを見られるのか見ていきましょう。
カードローンの審査で見られるポイント・審査対策
カードローンは各社で審査基準を設けています。それを満たさなければ、キャッシングはできません。
カードローンの審査で見られるのは、主に申込フォーム(申込書)への記載内容・借主の信用情報※です。
クレジットやカードローンの申込や借入・返済などの利用履歴、公共料金などの支払い情報を記録したもの。日本では3つの信用情報機関によって管理されています。
また必要書類からも、借主の情報や収入などを確認されるのです。
では申込フォーム・信用情報で見られる審査のポイントと、自分で行える審査対策について、次の章から説明していきます。
【1】申込フォームから見るカードローン審査のポイント・対策
カードローンの申込フォームには、主に次の内容を記載(入力)します。
申込者の情報 | 氏名や年齢、生年月日など |
---|---|
自宅の情報 | 住所や住居種類、家賃・住宅ローンの有無など |
勤務先の情報 | 会社名や住所・電話番号、入社年月や勤務形態、収入など |
その他 | 他社での借入件数・借入金額、希望の利用限度額など |
これらの情報から審査される主なポイントは、次のとおり。どのポイントが特に重視されるかは、カードローン会社などにより異なります。
- 勤務年数は長いほうが有利
- アルバイトより正社員のほうが有利
- 賃貸より持ち家のほうが有利
- 居住年数は長いほうが有利
- 可処分所得※が多く、連絡がとれる家族構成が有利
- 希望する借入額は多すぎないほうが有利
これらの情報から考えられる、比較的簡単な審査対策は次のとおりです。
- 可能であれば、勤務年数が1~2年以上になってから申し込む
- 正社員登用や昇給の予定があるなら、それまで待ってから申し込む
- 希望の借入額は、本当に必要な分だけにしておく
「これらを行えば必ず審査に通る」というわけではありませんが、審査落ちの原因になりそうな項目がないか確認し、自分のできる範囲で対策してから審査を申し込むといいでしょう。
雇用形態ごとの審査のポイントについては、次の記事で説明しているので読んでみてください。
でも利用実績を積んで「優良顧客」と認められれば、限度額を増やして金利を下げられる可能性もあるの。
詳しくは次の記事を読んでみてね。
またカードローンによっては「総量規制」により借りられる限度額が制限されている場合も。これについては後ほど「借入額によっては総量規制対象外のカードローンがおすすめ」で説明します。
【2】信用情報から見るカードローンの審査ポイント・対策
ちなみに、この状態を「信用情報にキズがつく」と呼ばれることも多いです。
信用情報からは、次のポイントが主な審査基準となります。
- 一度にいくつものキャッシングを申し込んでいると不利
- 他社での借入枠が多いと不利
- クレジットやローンの延滞情報が載っていると不利
- 公共料金など、支払いの延滞情報が載っていると不利
- ほか債務整理などの金融事故の情報が載っていると不利
信用情報から考えらえる、カードローンの審査対策は次のとおりです。
- 支払いや返済を延滞しないよう注意する
- 不利な情報が載っていたら、記録期間が過ぎてからカードローンを申し込む
- 一度に複数のキャッシングを申し込まない
信用情報へ記録される情報は、一定期間(記録内容や信用情報機関により異なる)を過ぎると消去されます。
不利な情報が消えてからカードローンを申し込むと、審査に通る可能性がありますよ。
信用情報は自分で見ることもできます。開示請求の方法・信用情報の見方は、次の記事で解説しているので参考にしてください。
借入額によっては総量規制対象外のカードローンがおすすめ
消費者金融など貸金業者のカードローンは、貸金業法により「総量規制」が設けられています。
しかし銀行や信用金庫、ろうきん(労働金庫)のカードローンは、総量規制の対象外です。
希望する借入額が総量規制の範囲を超える場合は、総量規制対象外のカードローンを検討してみましょう。消費者金融より金利が安めな場合も多いので、おすすめです。
希望より借りられる金額が少なくなったり、そもそも融資してもらえなかったりする可能性だって十分あるの。
総量規制の内容・総量規制対象外の貸付方法について詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてください。
当サイトでは、地方銀行や信金など地域限定(都道府県別)のカードローンも紹介しています。
ろうきんのカードローンのメリット・デメリットは、次の記事で解説しているので、こちらも検討してみてくださいね。
また「借金返済のためにお金を借りたい」という場合、借り換えローン※も総量規制の対象外なのでオススメです。
いまより低金利なローンに乗り換え、返済の負担を軽くすることです。
借り換えローンのメリット・デメリットやおすすめの借換ローン、返済のコツは、次の記事で紹介しています。
即日融資・即日審査のカードローンなら審査結果が早くわかる
融資スピードが速いカードローンは「早く借りたい」という人だけじゃなくて、「早く審査結果を知りたい」という人にもおすすめよ。
即日融資が可能なカードローンの中でおすすめなのは、次の4つです。
ただし申し込んだ曜日や時間帯などによっては、審査や融資が遅れる場合もあります。すぐにお金が必要な方は、次の記事を参考にしてください。
『審査が甘い』『ブラックでもOK』を信じるな!闇金の可能性大
お金に困っている人のなかには「すぐにお金が必要なので、早く借りれるならどこの業者でもいい」「審査にさえ通れば、この際なんでもいい」など、冷静な判断ができない状態の人もいます。
闇金や詐欺集団は「他社で断られた人もご相談ください」「ブラックでもOK」など、すぐに絶対借入できると思わせる宣伝文句で、そんな人をおびき寄せるのです。
・完済したはずなのに「金利を払い終えてないから返済しろ」と言われた
・完済してから、再度お金を借りるようしつこく言われた
・返済期限を過ぎると、自宅や会社、子供が通っている学校などに脅しの電話がかかってきた
・返済が遅れると自宅に張り紙をされ、近隣住民に借金のことを言いふらされた
・20%を超える法外な金利で貸し付けられた
・「手数料」などという名目で料金を支払わされ、結局お金は貸してもらえなかった
このような被害に遭い、「被害に耐え切れず夜逃げをした」「借金から抜け出せず自殺し、残された家族が苦しむことになった」というケースもあります。
審査が甘いからといって、闇金業者に申し込むのは絶対にやめましょう。
押し貸しや個人間融資掲示板の危険性については、次の記事でお伝えしています。
審査が甘いカードローンはないが、対策すれば通る可能性あり
しかし自分で対策を行い、審査落ちを防げるケースもあります。当記事で紹介している審査のポイントや審査対策を、申込前にチェックしてみましょう。
信用情報にキズが付いている場合は、その情報の登録機関が過ぎてから申し込むことで、カードローンの審査が通る可能性もありますよ。
また闇金・詐欺業者などを利用すると、高すぎる返済額を求められたり、一生付きまとわれる恐れがあります。「ブラックでもOK」「審査不要」といった謳い文句には惑わされず、必ず正規業者で申し込んでくださいね。