お金の勉強

本当にお金に困ったら読んで!国の公的支援と自分でできる対処法

本当にお金に困ったら読んで!国の公的支援と自分でできる対処法

「失業してしまいお金がない」「仕事をしているけど、急な出費などで金欠になってしまった」など、金銭的なピンチは誰にでも起こり得るもの。

お金に困ると、次の収入が入るまで毎日お金の心配ばかりしなければなりませんよね。また「欲しい物も買えないし、趣味に使うお金もない」「友人と遊んだり、恋人とデートしたりするのも我慢している」という人もいるのでは。

筆者にも貧困生活を送った時期がありました。「心配されたくないから、家族に相談すのは無理」「お金に困っていることを周りに知られたくない」と思い、なんとか自分で乗り切らねばと必死でした。

この記事では、筆者が「知っておけばよかった!」と後悔した公的支援サービスと、本当にお金に困ったらすべき対処法(お金の作り方・お金の借り方)を紹介します。

本当にお金に困ったら国の公的支援制度を利用しよう

本当にお金に困ったら、国の制度を利用しましょう。

公的支援サービスには、次のようなものがあります。自分の状況に合ったものをチェックしてみてください。

収入が少なく生活費が足りない場合
失業してお金がない場合
病気やケガで十分な収入を得られない場合
これって誰もが利用できるわけじゃないんだよね?
そうね、失業した人や、病気・ケガを負った人が対象となるものもあるわ。今回は利用できなかったとしても、いざという時のために知っておくといいわよ。

では、それぞれのサービス内容・利用条件について説明します。

【1】収入だけで生活できない場合は『生活保護』

生活保護は、収入が最低生活費に満たない人のための公的制度。

貯金や土地・車などの資産、働ける能力、年金、親族からの助けなどを総動員しても生活が苦しい場合に受給できます。

生活保護でもらえる費用は次の表のとおり。生活費だけでなく、出産や葬祭などイレギュラーな出費があっても安心です。

生活保護でもらえる費用一覧
費用 内容
生活扶助 食費、光熱水費など
(基準額を支給)
住宅扶助 家賃
(実費、制限あり)
教育扶助 義務教育の学用品、給食などにかかる費用
(基準額を支給)
医療扶助 医療費
(本人負担なし)
介護扶助 介護サービスの費用
(本人負担なし)
出産扶助 出産費用
(実費、上限あり)
失業扶助 就職するために必要な技能習得などの費用
(実費、上限あり)
葬祭扶助 お葬式などの費用
(実費、上限あり)
生活保護を受けるには、どうしたらいいの?
住んでいる地域の福祉事務所に相談・申請して。福祉事務所がなければ、町村役場でも申請手続きができるわ。

生活保護を申請すると、収入や親族、働けるかどうかについての調査が行われ、申請から2週間以内には受給可否が決まります。

【2】失業してお金がない!そんなときは『失業保険』を申請

「失業保険」とは、雇用保険の失業給付のこと。失業から再就職までの生活費や、就職活動に使う費用として国から支給されます。

失業保険の受給条件は、次のとおりです。「自己都合退職」の場合と「会社都合退職」の場合で異なります。

失業保険の受給条件(自己都合退職の場合)
<正当な理由で退職した場合(※1)>
離職日以前の1年間に、雇用保険の被保険者期間(※2)が6カ月以上ある

<自発的な理由で退職した場合>
離職日以前の2年間に被保険者期間が6カ月以上ある

※1:配偶者の転勤同行や家族の介護、疾病などで通勤・就業が困難になった場合
※2:退職日から1カ月ごとに区切った期間に、給与支払の基礎となった日数が11日以上ある月を1カ月として計算
失業保険の受給条件(会社都合退職の場合)
離職日以前の1年間に、雇用保険の被保険者期間が6カ月以上ある

また失業保険は、次のように給付額が多くなったり、給付期間が早く・長くなったりする場合があります。

失業保険の特徴
  • 退職までの6カ月の給料が多いほど、給付額も多くなる
  • 会社都合退職であれば受給期間が長くなりやすい
  • 自己都合退職でも、公共職業訓練を受ければ比較的早く受給できる
  • 公共職業訓練の終了まで、給付期間の延長もできる
  • 障害年金と併用できる
ちなみに「自己都合退職だと思っていたけれど、実は会社都合退職扱いにできた」というケースもあるのよ。

失業保険の金額が多くなる場合や、自己都合退職・会社都合退職の違い、失業保険を申請する際の注意点については、次の記事を参考にしてください。

失業給付と併用できる障害年金については、のちほど「病気やケガで収入が減ったら『障害年金』を申請」でお伝えします。

【3】『求職者支援制度』で職業訓練を受けると給付金がもらえる

求職者支援制度とは、雇用保険を受給できない求職者がハローワークの支援指示によって職業訓練を受ける場合に受けられる制度。

支援内容は次のとおりです。

求職者支援制度の内容
  1. 求職者支援訓練または公共職業訓練の受講が原則無料
  2. 一定要件を満たすと「職業訓練受講給付金」を受給できる

求職者支援制度を利用すると求職者支援訓練または公共職業訓練を無料で受講できる

求職者支援制度を利用すると職業訓練受講給付金が支給される場合がある

職業訓練受講給付金として受給できるのは、職業訓練受講手当(月額10万円)・通所経路に応じた通所手当(上限あり)・寄宿手当(月額10,700円)。

ただし受給するには、次の条件を満たす必要があります。

職業訓練受講給付金の受給条件
  • 本人収入が月8万円以下(※1)
  • 世帯(※2)全体の収入が月25万円以下
  • 世帯全体の金融資産が300万円以下
  • 現在住んでいるところ以外に、所有している土地・建物がない
  • すべての訓練実施日に出席している(※3)
※1:税引前の給与(賞与含む)、事業収入、役員報酬、不動産賃貸収入、各種年金、仕送り、養育費その他全般の収入
※2:本人だけでなく、同居または生活を一にする別居の配偶者、子、父母も該当する
※3やむを得ない事情により遅刻・欠席・早退した場合「1実施日における訓練の2分の1以上に相当する部分を受講」していれば、「2分の1出席」として出席日数に加算される
職業訓練は、あくまで仕事に就きたい人のスキルアップをサポートするためのものです。国家資格を取得できるコースもあるので、ぜひ活用してください。

【4】病気やケガで収入が減ったら『障害年金』を申請

病気やケガによって日常生活・仕事が困難になった場合は「障害年金」の申請も検討しましょう。

働いている人でも、条件を満たせば受給できますよ。

障害年金の受給条件は次のとおりです。

障害年金の受給条件
  • 年金の加入期間中(※)に初診日(※2)がある
  • 初診日前日の時点で、一定要件を満たしている
※1:国民年金加入者の場合は20歳より前または60歳以上65歳未満でも、日本在住中に初診を受けていれば対象となる
※2:障害の原因となった病気やケガについて初めて医師または歯科医師の診療を受けた日

「どのような傷病がどの程度あれば受給対象者となるか」は、国民年金機構の公式ホームページで確認してください。

障害年金は、先ほど紹介した失業保険との併用も可能よ。

【5】病気休業中でお金がない時は『傷病手当金』を利用

傷病手当金とは、病気休業中の人が十分な報酬を受けられないとき、本人やその家族の生活を保障するための制度です。

支給期間は最長1年6カ月。「給付期間中に仕事に復帰し、また仕事に就けなくなった」という場合は、復帰期間が支給期間に含まれます。

傷病手当金の支給期間は出勤した時期も含む1年6ヶ月

傷病手当金は、次の条件を満たした人が受給できます。

傷病手当金の受給条件
  • 仕事に就けない状態である
  • 「連続する3日間を含む4日以上」仕事に就けなかった
  • 休業した期間に十分な給与を受け取っていない
お給料がどれくらいだと、傷病手当金をもらえるのかな?
傷病手当金の金額より、給与額が少ない場合よ。

「傷病手当金と給与額の差額」が支給されるわ。

本当にお金に困ったらどうする?対処法を一挙紹介!

本当にお金に困ったとき、「なんとかお金を手に入れたい!」と思っている人も多いでしょう。すぐに行える次の方法も紹介します。

  1. 給料が日払いの仕事をする
  2. 不用品を売る
  3. クレジットカードを使う
  4. 家族や友人にお金を借りる
  5. カードローンでキャッシングする

【1】本当にお金に困ったら『給料日払い』の仕事をする

健康状態などが良く時間があれば、「給料日払い」の仕事は手っ取り早くお金を稼ぐのにオススメの方法です。

主に次のような仕事があります。

日雇いの仕事(例)
  • イベントスタッフ
  • 試飲・試食・サンプリングのスタッフ
  • シール貼り
  • 軽作業・搬入

通勤する際の交通費が自己負担の場合もありますが、自宅の近くでできる仕事・送迎してもらえる仕事を選べば、交通費を払う必要もありません。

また働いている人の場合は、休日に掛け持ちとして働くのにもオススメです。本業とはまったく異なる業種だと新鮮さもあります。

しかし「今日さっそく働いて明日にはお金が欲しい」と思っても、派遣会社への登録手続きなどに時間がかかり、すぐには働けない場合が多いので注意しましょう。

【2】本当にお金に困ったら不要な物を売る

金欠のときは、いらない物を売る人も多いよね。でもリサイクルショップにお洋服を持っていったら、そんなに高く売れなくてガッカリしたことがあるよ・・・。
たしかにお店によっては、数点持っていったところで大した金額にならない場合も多いわよね。フリマアプリやネットオークションの利用も検討してみたらいいと思うわ。

ただし買い手に値切られる場合や、買い手が見つからない場合もあるから気を付けて。

どんな物が高く売れるの?
主に次のようなものが、高く売れるわよ。
高く売れるもの(例)
  • パソコン
  • スマホやタブレット
  • カメラ
  • ゲーム機
  • 楽器
  • トレーディングカード
  • 数量限定のブランド品

また古着や中古本でも、ある程度の量をまとめて売ることでそれなりの値段になる可能性があります。

【3】本当にお金に困ったらクレジットカードを活用する

現金で支払う必要がない場合は、クレジットカードも活用するといいでしょう。手元の現金を残せます。

ただしクレジットカードは「支払いの先送り」のようなもの。使いすぎないこと・引き落としまでにお金を用意しておくことが大切です。
現金が必要なら、クレジットカードで買ったものを売ればいいんじゃない?
クレジットカードのショッピング枠現金化は「詐欺罪」や「横領罪」にあたる違法行為だから、絶対にダメよ!

契約違反と見なされて、クレジットカードも使えなくなるわ。

クレジットカード現金化の違法性やデメリットについては、次の記事で詳しく解説しています。

【4】本当にお金に困ったら家族や友人にお金を借りる

お金がない時の対処法として、家族や友人にお金を借りることを検討している人もいるのでは。

銀行や消費者金融などからお金を借りると、年利14.0%~18.0%ほどの利子を払わなければならないことが多いですが、個人的なお金の貸し借りの場合は「利息付きで返して」と言われる可能性が低いです。

ただし家族・知人に借りたお金を返せないと、貸主との人間関係が悪くなってしまいます。

お金の借り方が「個人間の借金」であっても、借用書は必ず作りましょう。

借用書の必要性や作成方法は、次の記事で説明しています。

【5】本当にお金に困ったら銀行や消費者金融にお金を借りる

家族や友人に借金するのは、無利子の場合が多いなどのメリットがあります。

しかし「人間関係に影響するかもしれないから、お金を借りるのは避けたい」「頼める人がいない」という場合は、銀行・消費者金融などの業者からお金を借りるのがオススメです。

カードローンかぁ。業者に借金するのって、何だか気が引けるなぁ・・・。返済できなかったら、怖いお兄さんが借金の取り立てに来るのかなぁ?
もちろん返済できなかったら督促の連絡などが来るけど、あなたが想像しているのとは違うわよ。

カードローンでお金を借りるメリットは次のとおりです。

カードローンのメリット
  1. 契約期間中、利用限度額の範囲内であれば繰り返し借入できる
  2. 無利息サービスを設けている業者もある
  3. 繰り上げ返済※すれば総返済額が安くなる場合がある
※月々の約定返済額に加えて任意の金額を返済すること

カードローンは契約期間中なら繰り返し借入できるのがメリット

無利息期間内にカードローンの借入・返済をすれば利息0円

カードローンを繰り上げ返済すると利息が減って返済額が安くなる

カードローンのメリット・デメリットや注意点については「カードローンとは?今さら聞けないカードローンの基礎知識」を読んでみてください。

当サイトではオススメのカードローンも多数紹介しています。借入方法や返済方法、限度額・金利などがそれぞれ異なるので、自分に合ったカードローンを見つけてくださいね。

本当にお金に困ったら無理のない範囲で対処!国の制度も利用して

失業などで収入が減った人・病気で働けなくてお金がない人などのために、さまざまな公的支援が用意されています。

「自分が対象者となるかわからない」という人も、市役所やハローワークに相談してみてください。

また本当にお金に困ったら、お金を稼ぐ・借りるなど無理のない範囲で対処しましょう。ただしお金を借りる場合は、期日までに返済できるかどうか検討しないと借金が膨れ上がる可能性があるので注意してください。

やったことのない節約術を試してみたり、お金のかからない趣味を見つけてみたりなど、お金がない時の過ごし方を工夫してみるのもオススメですよ。

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